履歴書の右側は面接官からの質問用に 後編
転職のツボ 履歴書編 第5回
履歴書の右側について、前編からの続きです
さて、履歴書の右側に並んでいる欄は、あなたについて話をしてもらうために、面接官にあげるヒントという話でした。前回の続きを見て行きましょう。

何はなくとも、笑顔とやる気。
趣味・特技
応募者の人物を知るためとか、あなたの個性をアピールしましょう等と言われますが、関係ありません。同じ趣味の人を採用するために、知りたい訳ではありません。だいたい「特技:キャベツの千切り」と書いてあったとして、採用した後、その人の仕事にどう活かせというのでしょうか?
この欄も面接官が質問する時のヒントをあげるための欄だと思って書いて下さい。読書とか映画鑑賞よりは「太極拳:教えられるので、みんなと一緒にできます」とか「身体に障碍があってもできるスキューバダイビング」と書いてあると、「教えられるまで、どこでやっていたの?」や「ダイビングって障碍者もできるの?」と、なにか質問したくなりそうでしょう?
長所・短所
この欄もヒントを挙げるのだと思って下さい。自己申告の長所や短所なんてアテになりません。私は採用時に、この欄で可否を判断した事はありません。その辺りは面接中に話をすれば、たった数行で書かれた事以上に判りますから。
かと言って、仕事に関係のない、的外れな長所が並んでいるのもプラスにはならないので、長所は仕事に関係しそうな項目を1~2つくらい書いておけばよいのではないでしょうか。短所は、長所の裏返しを書いておくとよいでしょう。こんな感じです。
長所:集中力がある⇒短所:周りの事が目に入らない事がある
長所:積極的に何にでもチャレンジできる⇒短所:一つの事をコツコツと長く続けるのが苦手
通勤時間
短い方が採用されやすいという気持ちが働くのか、サバを読む人が大半です。採用後の通勤費が高くついたり、通勤時間が長くて通い続けられないというのも困るので、あまりに遠方の場合は採用を見送る事もありますが、通常の通勤圏内にいる限りは、遠い近いは採用に影響しない事が殆どでしょう。
どうしても短めに書きたいのなら、ラッシュ時や渋滞時は時間が長くなりがちなので、昼間に通勤した場合の所用時間を書いておく位は許されるかと思います。今では、ネットで経路探索ができるので、本当は何分かかるのか、すぐに判ってしまいますけれど。
本人希望欄
基本は空欄にしておきます。何か書いてあると、書類審査の段階で、絶対条件として受け取ります。例えば、「子供がいるので残業できません」と書いてあると、どんなに忙しくても一切できないのか、どうしてもという時には前もって調整すれば、月に1~2回くらいは残業してもらえるのかも判からないからです。ましてや、年収○○万円以上を希望します等と給料の事を書くのは止めた方がいいです。
希望や条件等があれば、面接の中で話をして、お互いの反応を見ながらコミュニケーションすべきです。面接の中に、自分にとって必要な事をちゃんと伝えてこそ、一人前です。
ここは、何が何でも要望しておきたい、絶対に譲れないという事でなければ、空欄にしておくのが正解です。
最後に
5回にわたって、履歴書を書く時のツボを紹介してきました。応募の度に履歴書を準備していると、さっさと済ませたいという気持ちが出てくるかもしれませんが、履歴書を上手く作成できると、あなたの得意分野やアピールしたい事についての質問がたくさんしてもらえる様になります。だって、そのためのツボをちりばめてあるのですから。
「あなた」の事を知りたいと思っている面接官にヒントをあげるのだと思って、やさしい気持ちで書いてみて下さい。
では、あなたにとって良い仕事が見つかります様に。



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