継続的に工賃アップを目指す時の考え方

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工賃アップへの道 第5回 ~アップした工賃水準を維持する方法~

 毎日、同じように事業をおこなっていて、自然と売上や収入が伸びていくという事はありません。むしろ、一時的に上がった効率も、作業や環境への慣れから効率が下がってしまう事が良くありますし、施設の運営に関わっている方はそれに薄々気づいているのではないでしょうか。「たゆまぬ改善努力」というと荷が重く聞こえますが、期末を迎えた時にやっと「今年は目標未達成だった」という事に気づくのではなく、毎月もしくは3か月ごとに一度立ち止まり事業を振り返る事は欠かせません。

 そこで今回は、工賃を継続的にアップさせたり、工賃水準をどうやって維持するかという事を考えてみましょう。

授産施設で役に立つPDCAサイクル

 PDCAとは国際的なマネジメントシステムや食品の安全を図る為のシステムにも取り入れられていますが、経営改善一般にも広く応用されている考え方です。

PDCAは難しくない画像 Karn-b

PDCAは難しくない

 PDCAとはPLAN=計画する、DO=行動する、CHECK=確認する、ACTION=改善する、の頭文字をとってPDCAと読ばれています。PDCAのそれぞれの意味を理解した上で重要なことは、それぞれの項目一つだけを取り上げて考えても効果が薄いという事です。大事なのは、PLAN、DO、CHECK、ACTIONのそれぞれを、この順序の一連の流れとして考える必要があります。常にこの順番で回すことが大事なのです。

 まず、何を取り組むにも目標が必要です。その目標をクリアするために先ずは計画(Plan) です。計画に基づき行動(Do)し、その行動が正しいか確認(Check)する。課題を改善する(Action)。もちろん、このサイクルを回すことが目的ではなく、当初設定した目標を達成する事が一番の目標です。あくまで、その目標に到達するために有効な手段がPDCAなのです。

さっそくPDCAを取り入れてみよう

 具体的な導入方法といっても難しい事はありません。簡単な方法があります。まずはノートを用意して、その1ページを4分割してP,D,C,Aと4つの欄を書き込んでください。パン販売をしている施設を例にすると、以下の様になると思います。

PDCAサイクルのP 計画=今月は市内の企業を5件*20日間=100件訪問する

PDCAサイクルのD 実行=訪問する・・・(訪問件数が50件) 

PDCAサイクルのC チェック点検=「どう、できた?」・・・達成率50%

PDCAサイクルのA 改善=「どうすればよくなる?」・・・「施設の近隣企業に絞る」

↓↓↓

PDCAサイクルのP 計画=今月は「近隣に絞って訪問5件」*20日間=100件

PDCAサイクルのD 実行=訪問する・・・(訪問件数が110件) 

PDCAサイクルのC チェック点検=「どう、できた?」・・・達成率110%

PDCAサイクルのA 改善=「どうすればもっとよくなる?」・・・新規地域へ進出、人員の増員等々…

 こう見てみると、案外簡単に思えるのではないでしょうか?深く考えず、まずはノートに書き出してみるだけでも、見えてくる改善案があったり、施設内での問題点の共有ができます。ノート1冊で工賃がアップするなら安い投資ですので、さっそくの導入してみてはいかがでしょうか?

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