「関心、勇気、感動」のサイクルを広げること
Que sera seraと生きる若手起業家のひとり言 No.2
障碍者施設を運営していく上で、最も大事で難しいのは障碍者をどう「エンパワーメント」するかです、なんて言う話を前回させて頂きました。今回は実際に自分のオフィス(シセツという語感を私はあまり好まないのでオフィスと呼んでいます。)でどうエンパワーメントしているかをご紹介したいと思います。
始業前の時間を自分なりに有効活用する所員
所員(利用者)たちは出社するとまず自分のパソコンを立ち上げます。そして、実習開始までの時間をインターネットブラウジングに充てています。
これは強制しているわけではなく、何となくこのリズムが出来てきました。私も銀行勤務時代には誰に強制されるわけでもなく、ちょっと早めに出社してアイドリングの時間を自発的に持つようにしていました。
所員たちも同じで自分のリズムをキチンと刻んでいるようです。そして、朝のこの貴重な時間は自分たちの関心時を調べる時間にしています。このことだけを見ても「関心-勇気-感動」のサイクルが回っているように思います。
スタッフの仕事はサイクル拡大のきっかけを与えること
サイクルが一回りしたらそれより大きいサイクルを提供します。例えば、私はそこに「メール」というスパイスを加えてみました。すると、まずは「メール」という言葉に不安感を抱きます。「携帯ではメールしたことがあるけど、パソコンでメール?」こんな不安が聞こえてきます。
私たちスタッフはその不安を取り除いてあげます。分かりやすくカスタマイズしてあげるのです。例えば、件名には自分の名前を入れるとか、本文の最初には相手の名前を入れて、お疲れ様です・・・と書き始めると。そうすることによって、クリエイティブだと思ったことが非常に定型的なWordで文書を作成するのと同じ感覚になるのです。
ここで勇気を与えられれば、あとは感動が待っています。
このWebマガジンCharedoの案内文に「チャレンジド」という意味の紹介があります。神から挑戦する事を与えられた人(Be challenged by god)、つまりこの世に生を受けた時点で神様がこの人ならどんな困難をも乗り越えるだけの強さを持っている人、という意味です。
私は敬意を持って障碍を持った方のことを「チャレンジド」と呼んでいます。私はチャレンジドの方々と一緒にどんな困難も楽しみに変えるという意気込みで、最大限のサポートを提供していきたいと思っています。
(つづく)
K太郎:大学卒業後3年間の都市銀行勤務を経て、現在は障碍者や高齢者の福祉施設経営に携わる。施設経営の傍ら大学院にて医療福祉システムについての研究も進めている。宮城県仙台市出身、26歳。





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