デンマーク福祉社会とバンク‐ミケルセンの思想と実践

よかったら、シェアして下さい。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

シリーズを始めるにあたって

デンマーク連載24回シリーズ このシリーズは福祉先進国として知られているデンマークのノーマライゼーションの思想の理念・歴史的背景を、ノーマライゼーションの生みの親と言われるバンク‐ミケルセンの活躍と照らし合わせてお伝えするものです。

ノーマライゼーションを知る為に

バンク-ミケルセンの生まれた町デンマーク

バンク-ミケルセンの生まれた町デンマーク

 スウェーデンやノルウェーの福祉に関しては様々な文献が発表されています。ノーマライゼーションの発祥の地デンマークのバンク‐ミケルセンの思想は、スウェーデンの行政官ベンクト・ニイリエ氏やアメリカのヴォルフェンスベルガー氏らによって深められて、世界各国に取り入れられました。

 しかし、日本においては中園康夫氏がバンク‐ミケルセンの思想について論文を発表している他には、学術的な研究は少ないのが現状です。ノーマライゼーションの思想はどのようにしたらそれぞれの国々に適応するのでしょうか。それを知るためには、まずノーマライゼーションという理念が確立された経緯やデンマークの情勢・歴史を知っておくことが必要です。

 今の日本の福祉制度の根本理念とされ、自他共に認められるノーマライゼーションの思想の提唱者バンク‐ミケルセンを取り上げ、その思想と歴史的背景についてシリーズ前半で紹介していきます。

 「障害を持っている人の生活条件を可能な限り障害をもっていない人の生活条件に近づける」というのが、ノーマライゼーションの理念が意味するものです。しかし、ノーマライゼーションが世界に普及していく中、「障害者をノーマルにする」というように誤解して理解している人々も多くいます。

 また、ノーマライゼーションという理念が単なる題目となり、形骸化していく傾向も見受けられます。民主主義の確立、ナチズムの抵抗、保護主義への抵抗がノーマライゼーションの理念が確立された背景としてあり、このような歴史的背景の中での、バンク‐ミケルセンの活躍をシリーズ後半で探ります。

スポンサードリンク

よかったら、シェアして下さい。

フォローする