予報の朗読で元気が湧いてくる

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朗読で内なるエネルギーが湧いてくる 第14話

 前回までの朗読はこちら。天気予報を見忘れた日ほどにわか雨にあったりするもの。でも、雨のあとの澄んで奇麗なそらを見上げたら、にわか雨にあった事も忘れてしまいますね。


この朗読は読み手自身が聞き手となるいわば独り朗読です。
どうか声に出してあなたの耳にお聞かせ下さい。

「予報」(よほう)

雨上がりに見上げてみれば奇麗な空

雨上がりに見上げてみれば奇麗な空

強い風が吹いた
遠くの空から雲の群れがやってくる

頬に刺激が走ったかと思うと
ざんぶり雨が降ってきた

あっという間にびしょ濡れで
慌てて木陰に飛び込んだ

ぶるぶる頭を振って
濡れた髪をハンカチーフで拭く
靴は泥だらけだ

雨はすぐにやんだ

今日の占いは外れていた

“綺麗なあなたに、告白のチャンス”

がっかりだ

ため息をして空を見上げる

すると

うごめく雲間から光が差し込んできた

天使の梯子

次々と差し込んできて
街が輝き始めた
それは綺麗な光景だった

木の枝から
一雫が髪に落ちて我に帰った
約束の時間が迫る
慌てて約束の場所へ走り出した

空には青が
街には立体感が戻り始め

走り行くその髪の雫は
キラキラと輝いていた

二洋介二洋介(フタツヨウスケ) 1984年生まれ。岩手で活動している役者。
短篇の詩、物語を中心にした朗読文を創作している。
個々の芸能・芸術表現を研究・支援するチーム、
E.A.T. MAD SWEEPERを主催。mixiにも参加。


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