冬対春の朗読で元気が沸いてくる
朗読で内なるエネルギーが湧いてくる 第16話
前回までの朗読はこちら。今は別れと出会いの季節です。東北地方では標高の高い山を通る自動車は冬の間通行止めになっています。それも雪解けと一緒に続々と開通されてきました。雪の下でエネルギーを蓄えていた植物たちにもうすぐ出会えます。
この朗読は読み手自身が聞き手となるいわば独り朗読です。
どうか声に出してあなたの耳にお聞かせ下さい。
「冬対春」(とうたいしゅん)
残雪に
雨が矢のごとく刺さっていきます
ぼこぼこ
ぼこぼこと
耳をすませば聞こえそう
雨に負けじと
堅い残雪はじっと耐えますが
雨は容赦なく残雪を攻めます
ぼこぼこ
ぼこぼこと
堅い残雪は形を変え
ぐしゃぐしゃになってしまいました
残雪の負けです
それでもなお
雨は攻め続けます
雨の時代の到来です
二洋介(フタツヨウスケ) 1984年生まれ。岩手で活動している役者。
短篇の詩、物語を中心にした朗読文を創作している。
個々の芸能・芸術表現を研究・支援するチーム、
E.A.T. MAD SWEEPERを主催。mixiにも参加。




コメントをどうぞ