春先兆の朗読で元気が沸いてくる
朗読で内なるエネルギーが湧いてくる 第15話
前回までの朗読はこちら。東北地方の冬は長く、まだまだ雪が降る日があります。桜が咲くのはまだまだ先です。でも、北国にも春の足音は毎日着実に近づいてきていますよ。
この朗読は読み手自身が聞き手となるいわば独り朗読です。
どうか声に出してあなたの耳にお聞かせ下さい。
「春先兆」(あるさきちょう)
北国のそら
天から降りるものが雪から雨に変わりました
黄色いコートをはおって
赤色のレインブーツをはきました
そして
緑色のカサをさしておでかけです
アパートを出て
コンクリートの道をすたすたと歩きます
近くの神社へ向かいます
石畳の階段を上がって
鳥居をくぐって
神社へ着いたのはいいけれど
何をお願いしましょうか
石畳から外れて土を踏みました
春がまもなく訪れます
カエルたちは土から元気よく飛び跳ねるでしょう
カエルたちの一声は何でしょうか
春が待ち遠しいです
二洋介(フタツヨウスケ) 1984年生まれ。岩手で活動している役者。
短篇の詩、物語を中心にした朗読文を創作している。
個々の芸能・芸術表現を研究・支援するチーム、 E.A.T. MAD SWEEPERを主催。
mixiにも参加。




日常生活の中にふと見つけた春の兆し。
ほんのりとした温かみを感じさせてくれる詩です。
元気を与えてくれます。