27都道府県で目安を超えじわじわと流行

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インフルエンザ流行の兆しアリ!

 国立感染症研究所の発表によれば、昨年12月20日~26日の全国5千の定点医療機関を受診したインフルエンザ患者数は、1医療機関あたり2.06人となりました。この「2.06人」という数字。実は、27都道府県で「流行開始」を表すもので、目安となるのは「1」。ですので、2.06人ならば流行開始の目安を超え、じわじわと広がっているということになります。

マスクは必需品

 ちなみに、1医療機関あたりの患者数が多いのは、佐賀が「9.41」、長崎が「7.64」、北海道が「7.14」、大分「3.78」、埼玉「3.69」の順です。全国平均に比べると佐賀県では、かなりの勢いで広まっていることに。また、12月に検出されたウィルスを分析したところ、その6割近くが新型の豚インフルエンザだったといいます。
 インフルエンザは、セキや鼻水、ノドの痛みなど風邪と同じ症状が出るものの、大きく違う点は、いきなり38℃以上の高熱が出ること。とはいえ、発熱から1週間ほどで治りますので、安静にしているのが一番大切でしょう。むしろ、インフルエンザで本当に怖いのはインフルエンザ合併症なんです。
 いきなり高熱が出たら、シニアの方なら「肺炎になっていないか?」、また小さなお子さんなら「髄膜炎や脳炎にかかっていないか?」ということを心配しなければなりません。が、これらの合併症には時間の猶予がないのです!

 高熱が出て「インフルエンザかな?」と思ったら、その日には重症化してしまうため、こうした合併症を防ぐことは不可能に近いのです。ですので、大事なのはインフルエンザそのものにかからないようにすること。それには、インフルエンザにかかりにくい「体質づくり」と「環境づくり」です。つまり、ウィルスに負けない体質をつくることと、ウィルスを寄せつけない環境をつくること。たとえば、ウィルスは乾燥した空気だと活発に活動しますので、加湿器などでお部屋の湿度を高めに維持するのもそのひとつです。また、外出の際は、マスクをすること。これは、口や鼻からウィルスの侵入を防ぐため。帰宅後は、すぐに手を洗いうごいをしましょう。他にも、以下のような点に気をつけてください。とくに食生活は、免疫力を高める意味でもとても大切です。

*睡眠をしっかり確保する
*こまめに体を動かしたり運動を心がける
*脂肪分の多い食事は控え、たんぱく質や野菜・果物を増やす
*水分をこまめに補給し、ノドの渇きをうるおす

 予防接種をする場合、インフルエンザワクチンは毎年違ったウィルスを使って生産しているため、毎年受けなければなりません。「去年受けたから大丈夫」というわけにはいかないので、予防接種を受ける方は毎年受けたほうがいいですよ。また、最近の研究では、1回だけの接種だとその効果は64%ですが、2回摂取することで94%まで効果が上がります。でも、逆言えば2回接種しても6%の人がかかるということ。ですので、予防接種をしたから大丈夫とするのではなく、併せてかかりにくい体質と環境づくりをするようにしてください。

【参考サイト】
●朝日ドットコム(2011/1/7) 
http://www.asahi.com/health/news/TKY201101070415.html
●あいざわクリニック「予防接種インフルエンザ」
http://www.azm.or.jp/infull.html

川端真弓。フリーライター/薬膳アドバイザー。埼玉県所沢市在住。1986年に「無理なく無駄なく簡単エコロジー」を合言葉に、子育て中の主婦でも身近にできる環境問題を考えるサークルを発足。以来、無農薬栽培など風土に根差した生き方を模索中。現在は、写真と詞をコラボした新しい感覚のアート「PHOTOEMほちょう調」を広める活動にも携わっている。WEBサイトはこちら

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