サラリーマン川柳に見る時代の移り変わり

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サラリーマンの気持ち

 2月になると発表される「サラリーマン川柳」(第一生命主催)。毎年、朝のテレビ番組で発表されるサラリーマン川柳を聞き、いつも「プッ」と吹き出してみたり、「言えてるッ!」と共感してみたり。きっと、このサイトを見ている方の中にも、同じように楽しみにしている方がいるはず。まずは、過去の優秀作品の中からいくつかご紹介してみましょう!

1.久しぶり ハローワークで 同窓会(第22回)
2.「パパがいい!」 それがいつしか 「パパはいい」(第22回)
3.「空気読め!」 それより部下の 気持ち読め!(第21回)
4.こどもでも 店長なのにと 妻なげく(第23回)
5.先を読め 読めるわけない 先がない(第23回)
6.このオレに あたたかいのは 便座だけ(第20回)
7.昼食は 妻がセレブで 俺セルフ(第19回)
8.散髪代 俺は千円 犬一万(第19回)
9.赤字だぞ あんたが辞めれば すぐ黒字(第21回)
10.「ストレスか?」 聞かれる上司が その原因(第22回)

 いかがですか?
 このサラリーマン川柳を見ていると、その時代を感じずにはいられないですよね。上記10作品は、ここ5年の優秀作品の一部ですが、何とも、サラリーマンの悲哀が感じられるものが多いですね。(1)なども、久しぶりに友人に出会った場所が、仕事探しのためのハローワークとは、ちょっと寂しいなぁ・・・。

 では、10年前のサラリーマン川柳にさかのぼってみましょう!

11.ハイ!できます 上司は言うが やるのオレ!(第13回)
12.赤ちょうちん 会議の時より 意見でる(第13回)
13.仕事やれ 人に言わずに お前やれ(第14回)
14.「任せた」は 「俺は知らん」の 丁寧語(第14回)

 この頃は、悲哀というよりも、単純に会社や上司への不満を皮肉って川柳にしたものが多いですよね。では、さらに10年さかのぼって20年前を見てみると・・・。

15.五億円 我が家で貯めれば 五億年(第6回)
16.ボーナス日 ウラをかえせば 返済日(第5回)
17.一戸建て 手が出る土地は 熊も出る(第4回)
18.よく言うよ 金は天下で 回りっぱなし(第4回)

 この頃は、一戸建ての家を持つことがサラリーマンの夢だったんでしょうね。でも、(17)の作品ように、自分の月収で買える一戸建ては、クマが出るような土地しかないというのが現実。

こうしてサラリーマン川柳を見ていると、サラリーマンって本当に大変だなぁと思います。会社では上司への不満が募り、家では妻への愚痴が募り。それでも、家族のために一生懸命に働くお父さん。大変と同時に偉いなぁ~と思えてなりません。

で、独断と偏見で選んだベスト1サラリーマン川柳は―

「まだ寝てる 帰ってみれば もう寝てる」(第5回1位遠くの我家さんの作品)

 念願のマイホームを購入したはいいけれど、会社まで遠いため、朝早く起きて家族が寝静まっている中を出勤し、帰りはいつも0時を回っていて、帰宅しても家族はみんなスヤスヤと寝ている・・・なんて光景が目に浮かんできます。お父さん、お疲れさま♪

【参考サイト】
●第一生命サラリーマン川柳公式サイト 
http://event.dai-ichi-life.co.jp/company/senryu/index.html

川端真弓。フリーライター/薬膳アドバイザー。埼玉県所沢市在住。1986年に「無理なく無駄なく簡単エコロジー」を合言葉に、子育て中の主婦でも身近にできる環境問題を考えるサークルを発足。以来、無農薬栽培など風土に根差した生き方を模索中。現在は、写真と詞をコラボした新しい感覚のアート「PHOTOEMほちょう調」を広める活動にも携わっている。WEBサイトはこちら

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