禁煙できないのは遺伝子のせい?

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大幅値上げをしても禁煙できない理由

 タバコの大幅値上げで、どれだけの方が禁煙できたのか・・・?
 私事ですが、主人は愛煙家。今回の値上げで購入を控えていたのは、最初の1~2週間。結局、以前よりも本数は減ったものの、やはりタバコがなくてはいられないようです。
 何度も禁煙を誓い、そのたびに誓いは破られ今に至っているわけですが、私はそんな主人に精一杯の皮肉をこめ、「禁煙できないのは遺伝子のせいだから仕方ないよねぇー」などと言ってみせるのですが・・・。

酒は百薬の長

 お酒は「百薬の長」ともいいますが、タバコは「百害あって一利なし」と言われていますよね。
 特に妊婦さんの場合、流産や未熟児出産、周産期死亡などのリスクがありますし、タバコのパッケージにはこうも書かれています。

「喫煙者は肺がんにより死亡する危険性が非喫煙者に比べて約2倍から4倍高くなります」

 おいおい、そんなもん売るんかいッ!って感じですよね?(苦笑)
 タバコの害については、ここでは省略しますが、「禁煙できないのは遺伝子のせい」という説がありますが、本当なのでしょうか?

 米ペンシルバニア大学の研究によると、「ドーパミントランスポーター(輸送)遺伝子(SLC6A3)およびドパミンレセプター(受容体)遺伝子(DRD2)の特定の変異体をもつ人は、そうでない人に比べ禁煙および再喫煙の回避に成功する率が高いことが判明した」という結果が、医学誌『Health Psychology』(2003年10月号)に掲載されていました。

 つまり、禁煙できないのは意思が弱いのではなく、遺伝子の影響なのだ!と、とりあえず喫煙者をフォローしておきましょう。

ニコチン依存症は立派な病気です!

 禁煙できないのは遺伝子の影響という以外にも、禁煙できない理由について、米国公衆衛生長官の報告書(1988年)では以下のように結論づけられいるんです。

1. 紙巻タバコや、その他のタバコは依存性がある。
2. ニコチンは、依存の原因となるタバコ煙中の薬物である。
3. タバコ依存となる薬理学的および行動学的なプロセスは、ヘロインやコカインの場合と同様である。

 タバコへの依存性がヘロイン並と聞くとびっくりする方も多いはず。
 同報告書によれば、喫煙者の70%がタバコをやめたいと思いつつ禁煙できず、また禁煙できたとしても、50~70%の方が1年以内にまた吸ってしまうとなっています。

 ニコチン依存症は立派な病気ですが、だからと副流煙による被害も大きいだけに、「病気だから仕方ないね」と放っておくわけにもいかないですよね。大切な家族のため、そして周りの方のためにもタバコを止めてみませんか?

【参考サイト】
●カラダにeサイト「healthクリニック」
http://www.health.ne.jp/library/0500/w0500244.html

川端真弓。フリーライター/薬膳アドバイザー。埼玉県所沢市在住。1986年に「無理なく無駄なく簡単エコロジー」を合言葉に、子育て中の主婦でも身近にできる環境問題を考えるサークルを発足。以来、無農薬栽培など風土に根差した生き方を模索中。現在は、写真と詞をコラボした新しい感覚のアート「PHOTOEMほちょう調」を広める活動にも携わっている。WEBサイトはこちら

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