女性とタバコの関係

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増える30代女性の喫煙

 先日、「禁煙できないのは遺伝子のせい?」というテーマでタバコがやめられない理由についてお話しました。

 でも、たとえ禁煙できないのが遺伝子のせいだったとしても、タバコの害については喫煙者もご存知のはず。特に子供や妊婦さんにとっては、たとえご本人がタバコを吸わなくとも、タバコの副流煙による被害(受動喫煙)が大きいのです。そこで今回は、女性とタバコについて見てみましょう。

 まず女性の喫煙率ですが、厚生労働省の「国民健康栄養調査」による成人喫煙率は以下の通りです。年代別に、10年前、20年前と比較してみましょう。

 こうして見てみると、60代以上のシニア世代は、健康を気遣ってか禁煙が進んでいますが、逆に30代女性は、この10年で責任のある仕事を任されることが多くなり、そのストレスからか平成10年に比べると喫煙率が4.2%も増え、年代別喫煙率のトップとなっています。ただし、平成元年も30代女性はトップでしたし、20代を見てみると、平成元年に4位だったのに平成10年にはトップとなっていますので、一概に仕事のストレスだけとは言えないかもしれませんね。

たばこ屋さんの肩身も・・・

夫の喫煙で、タバコを吸わない妻が肺がんになるリスクは約2倍に!

 とは言え、20代、30代は妊娠・出産とも関連し、タバコのリスクは大きくなります。もちろん、子供を産む・産まないに関係なく、タバコの害は女性にとって悩みのタネとなる「肌荒れ・シミ・黒ずみ」などの症状を引き起こす可能性もあるのです。

タバコの害は、他にもこんな風に現れます。

*手足のしびれ、血行不良
*セキ、タン、動悸、息切れ
*視力低下、白内障

あなたが喫煙しているとすれば、何が思い当たる症状はありますか?

 もちろん、タバコを吸うことでリラックスできるという大きなメリットはあるものの、本来なら男性よりも女性のほうがかかりにくいという“ある病気”が、喫煙することでかかりやすくなってしまうというデメリットもあるのです。

えっ?ある病気って何かって?

 はい。それは「心臓血管系の病気」です。では、なぜ男性より女性のほうがかかりにくいかというと、「エンストロゲン」という女性ホルモンが血管を守ってくれるから。あるデータでは、女性は男性よりも心臓血管系の病気にかかるのが約10年遅いことがわかっています。

 ところが、タバコを吸うことで、こうしたエンストロゲンの働きが鈍ってしまうため、心臓血管系の病気だけでなく、骨粗鬆症にもかかりやすくなるというのですから要注意ですよね?

 タバコの煙に含まれるニコチンは、毛細血管から全身に運ばれ、わずか7秒後には脳に達すると言われています。また、タバコの煙にはアセトンやブタン、トルエンやヒ素など、4000種類以上の化学物質が含まれているんですよ。しかも、そのうちの60種類は発がん性物質です。

 トルエンは工業用剤として、ヒ素はアリ殺虫剤として使われている化学物質ですし、アセトンはペンキの除去剤、ブタンはライター用燃料・・・と、こんなものが含まれているのですから、ホント、百害あって一利なしですよ。

 では、最後に副流煙(受動喫煙)の害についてお伝えして終わりとします。

●妻が受ける害
*脳卒中
*肺がん
*慢性閉塞性肺疾患や肺気腫などの既にある呼吸器疾患の悪化
*動脈の損傷、脆弱化、血栓
*心筋梗塞、狭心症
*早産

●子供が受ける害
*中耳炎(慢性中耳炎)
*呼吸器感染症(気管支炎、肺炎)
*喘息の誘発と悪化
*慢性の呼吸器症状(喘息、セキ、息切れ)
*肺機能の低下
*ヘモグロビン、冠動脈への悪影響
*乳幼児突然死症候群(SIDS)

【参考サイト】
●すぐ禁煙.jp 「家族への影響」
http://sugu-kinen.jp/knowledge/family/index.html

川端真弓。フリーライター/薬膳アドバイザー。埼玉県所沢市在住。1986年に「無理なく無駄なく簡単エコロジー」を合言葉に、子育て中の主婦でも身近にできる環境問題を考えるサークルを発足。以来、無農薬栽培など風土に根差した生き方を模索中。現在は、写真と詞をコラボした新しい感覚のアート「PHOTOEMほちょう調」を広める活動にも携わっている。WEBサイトはこちら

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