浪費生活はもう要らない

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今、日本が考えるべきこと

 この記事が掲載されるのは、今回の地震が起きてから約2週間になろうとしている頃だ。きっと行方不明者の安否もかなり判明しつつあるだろうし、避難所への救援物資もそれなりに行き渡るようになっているだろう。また、そうなっていることを祈るような気持ちだ。

 福島原発の問題はどうなっているだろうか?
3月15日付の時事通信では、ドイツが老朽化した可能性がある7基の原発を3カ月間停止し、安全性点検を行うと伝えていた。

 今、日本が考えるべきことは何なのか?
阪神大震災のときも、当時は震災後の様子をテレビなどを通し観ていた被災地以外の私たちは、生きていることのありがたさも感じた。でも、その思いはいつまで続いたのだろう・・・。
 

計画停電がなくても電気を節約!

 今回の地震でも、被災地以外のほとんどの方が、節電に励んだり義援金を送ったりしている。果たして、この思いをいつまで継続させることができるのだろう・・・。

電球Photo by salady

好きなだけ使えるのは便利な事ですが、

 「継続は力なり」

 この言葉の重さを痛感する。計画停電がなくても、電気を節約することは大切だ。でも、それは電気だけじゃなく、ガスだって水だって同じこと。食料だって、食べ残しや無駄食いを控えるだけでかなり違う。今回の地震がなかったとしても、世界の裏側では、今日も飢えて死んでいく命があるのだから・・・。

 「継続は力なり」

 一人ひとりの小さな心がけが集まれば、とてつもない大きな力になる。お財布の中の100円玉ひとつを、こうした災害や飢えで苦しむ人々に寄付をする。一人では100円でも、1000人が寄付をすれば10万円になる。1万人なら100万円、10万人なら1千万、1億なら100億円だ。

 最近では100円ショップもすっかり生活に浸透し、100円で買い物をする楽しみも増えた。でも、たとえばだが、100円ショップに行ったときに、買い物かごに入れた中の1個をやめ、そのたびに100円を寄付してみたらどうだろう?

 「継続は力なり」

 物が豊かな日本に暮らしているのだから、今回の地震をさらなる教訓とし、「消費生活」ではなく、「浪費生活」を見直してみるべきなのだろう。

 今回、福島原発の事故があり、今から20年以上も前に私がエコロジーサークルを発足するきっかけとなった、チェルノブイリの原発事故を思い出した。当時、サークルの会員向けに発行していたミニコミを、久し振りに引っ張り出してみると原発のことも色々書いてある。その中で、23年前の私はこんな風に書いている。
 

より多く作るより、いかに少なく使うかが大切

 「昔の日本の住宅は、天井を高くとり床を地面から離して建てたので、冬は暖かく、夏は涼しく過ごせた。先人の知恵とはまさにこのこと。夏は窓を開け放せば、自然の風が通り抜けた。しかし、高層ビルの建ち並ぶ都会で、それは難題と言えよう。でも、私たちの家庭の中で、ちょっとした省エネに工夫すればどうだろう・・・。

 私が以前、マンションの6階に住んでたときには、窓と玄関のドアを開ければ、気持ち良いほどに風が吹き込んできた。お陰で、そこに住んでた3年間にクーラーを使ったのは数えるほど。昼間はなるべく外で遊べば(子育て中だったので)、テレビも観ないし電気もつけずにすむ。お風呂も夏はなるべくシャワーだけにしたり、工夫次第で随分と省エネできると思う。

 講演(『いま、脱原発』という集会に参加したときのこと)の中にもあったが、エネルギーが足りないから、より多くのエネルギーを作るのが大切なのではなく、エネルギーをいかに少なく使うかが大切だという。この精神を一人ひとりが自覚すれば、本当に原子力は必要ないのだろう。」

 現代社会でまったく電気を使わない生活は非現実的だろう。でも、節電はこれからも必要だし、物を大切にする心は、自分だけでなく未来の大人である子供たちにも伝えていかなくてはならない。それが、私たち大人の役目でもある。

 「継続は力なり」

 何度も何度も頭の中で繰り返し、「まっ、いいかぁー」と負けてしまう自分にはっぱをかけなければ。そして、エコロジーサークルを主宰していたあの頃のように、節約を楽しむ生活をまた取り戻そうと、今回の地震で感じた。

川端真弓。フリーライター/薬膳アドバイザー。埼玉県所沢市在住。1986年に「無理なく無駄なく簡単エコロジー」を合言葉に、子育て中の主婦でも身近にできる環境問題を考えるサークルを発足。以来、無農薬栽培など風土に根差した生き方を模索中。現在は、写真と詞をコラボした新しい感覚のアート「PHOTOEMほちょう調」を広める活動にも携わっている。WEBサイトはこちら

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