100歳は次のスタートライン

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歳にして“私の人生のマラソンが始まる”という日野原先生

 今年で満100歳を迎える聖路加国際病院理事長で『生き方上手』の著者・日野原重明先生。その日野原先生が、100歳は次のスタートラインだとおっしゃっています。今年50歳を迎える私は、やっと日野原先生の半分を生きたことになるわけです。

スタートラインPhoto by Schmeegan

にっこり、スタート

 100歳まで生きるなんて他人事と思わないで下さい。それに私たちは、100歳まで生きることが目的なのではなく、その中身が問題なはず。目的が明確ならば、目標も自ずと決まってくるでしょうし、そうとなれば“今”をどう生きるかが重要になります。

 1年と考えると先の長い話ですが、1日という時間は、実に早く目の前を過ぎ去っていきます。
何もせずに終わる1日もあれば、「今日は充実してたなぁ~」と満足して眠りにつく1日もあります。だからこそ、計画を立てることが大切なのでは?

歳までにやりたいことが山積みしている

 日野原先生は10年日記を書かれているそうです。今年、2011年から20年までの日記を新たに購入し予定を記入。「これからの10年をめどに、私の人生のマラソンが始まりました」と1月15日付の朝日新聞のコラムに書かれています。また、「10年後に110歳を迎えるまで、私にはやりたいことが山積みしている」とも書かれています。

 こういう方の言葉を聞くと、「私もがんばらねば!」と励みになります。

 昨年は嫌な事件ばかり続くなぁ・・・と思っていたら、今年に入って観測史上最大の地震に見舞われ、神も仏もない・・・と思われている方も多いはず。例え、震災に遭遇されなかった方でも、ご自身の目の前に起こる出来事に苦しみ悩み、ときには嘆いたり恨んだりすることもあるでしょう。

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どんなハプニングも自分の人生にポジティブに生かすこと

 「どんな災難や不幸にも意味があり、人生をポジティブに生かすことができます」

 これは目の前に起こる災難や不幸についての日野原先生の言葉です。先生はこの言葉の意味を、著書『生き方上手「対話篇」』(ユーリーグ)にこう書かれています。

『不幸を嘆き、災難を怨んでいるあいだは何も生まれませんが、それに耐え、乗り越えたとき、その体験は必ず人の血肉になります。しかし、だからと言って私は、不幸を悲しんではならない、と言っているのではありません。「耐える」とは、まず自分に降りかかった不幸を上手に悲しむことから始まる、と言いたいのです』

 『人生の予期せぬハプニングに対して、それがよいハプニングであろうと、わるいハプニングであろうと、私たちはよきキャッチャーであるべきでしょう。いつどんなボールが来ても上手にとらえることができるように、心の備えは日々生活のなかでしっかりとしておかなければなりません。
 わるいハプニングのボールであったならば、それを受容し耐えることによって自分自身の糧に変えられるように、不幸や不成功への自分なりの意味づけができる心の受け皿をつくっておくことが必要です。
 そして、よいハプニングのボールならば、日々備えてきた成果を発揮する機会です。「そのボールこそ私にほうられたものだ」という自信と勇気をもって上手にキャッチしたら、思い切り投げ返せばいいのです』

 そして先生は、「私たちに耐えられないほどの試練が与えられることは決してない」「どんなハプニングも自分の人生にポジティブに生かすことは、きっと誰にでもできるはずです」とおっしゃっています。

 100歳になる日野原先生だからこそ、とても重みのある言葉ですよね。今回の震災も糧とするには大き過ぎますが、それでも復興へ向けて強く立ち向かおうとしている被災地の方々は、まさに被災しなかった私たちにとっては輝かしい存在であり、同じ日本人として誇りに思えます。

 降りかかった不幸を上手に悲しみ、そしてポジティブに未来に向かって明るく立ち向かす姿勢。とても素敵ですし、誰もが見習いたい生き方です。日野原先生をはじめ、まさにこういう人たちこそ“生き方上手”なのでしょうね。

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川端真弓。フリーライター/薬膳アドバイザー。埼玉県所沢市在住。1986年に「無理なく無駄なく簡単エコロジー」を合言葉に、子育て中の主婦でも身近にできる環境問題を考えるサークルを発足。以来、無農薬栽培など風土に根差した生き方を模索中。現在は、写真と詞をコラボした新しい感覚のアート「PHOTOEMほちょう調」を広める活動にも携わっている。WEBサイトはこちら

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