言語聴覚士とは

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コミュニケーション障碍に対する医療資格

 理学療法士という資格については、かなり認知度も上がってきているようですが、「言語聴覚士」という資格の存在はまだあまり知られていないですよね。

 障碍を持つ方にリハビリを行う医療資格として、理学療法士や作業療法士などがありますが、言語聴覚士もそのひとつ。言葉や聞こえなどのコミュニケーションに障碍がある方に対して行う医療行為となります。

 で、具体的にはどんな方が対象となるのでしょうか?

●言語障害

  • 上手く話すことができない
  • 話の内容が理解できない
  • 文字が読めない

●音声障害

  • 喉頭ガンなどによる
  • 声帯を失ったことによる
  • 声が出にくい

●嚥下障害

  • 上手に噛むことができない
  • 上手く飲み込むことができない

 こうした障碍に対して、医師や看護師、理学療法士、教育関係者などと連携を取りながら、アドバイスや指導、相談、訓練を行うのが言語聴覚士の仕事です。

1998年に誕生した新しい国家資格

 理学療法士や作業療法士が国家資格として誕生したのが1965年。言語聴覚士は、それから30年以上経った1998年9月に国家資格となった新しい医療資格。ですので、認知度はまだまだ低いというわけです。

 でも、医療資格というからには病院で働くのがメインかと言えば、その活躍の場は以下のように年々広がっています。

●医療施設
大学病院、総合病院、専門病院、リハビリテーションセンター、診療所など

●保健施設
介護老人保健施設、デイケアセンター、訪問看護事業所、訪問リハビリテーション事業所など

●福祉施設
特別養護老人ホーム、デイサービスセンター、重度心身障害児施設など

●教育機関
小中学校、特別支援学校、研究施設、言語聴覚士教育施設(大学、短大、専門学校)など

言語聴覚士の資格を取るには

 言語聴覚士の資格は、年に1回試験が行われる国家資格。試験の日程は、例年9月頃に発表されますが例年3月受験となっています。試験は財団法人医療研修推進財団が行い、受験資格は以下の通りです。

【受験資格】

●最終学歴が高校の場合

  1. 指定養成所などで3年以上修業
  2. 短大を含む大学などで2年以上、あるいは高専で5年以上修業して指定科目を履修し、その後指定養成所などで1年以上修業
  3. 短大を含む大学などで1年以上、あるいは高専で4年以上修業して指定科目を履修し、その後指定養成所などで2年以上修業
  4. 短大をのぞく大学で、指定科目を履修し卒業
  5. ●最終学歴が一般大学

  6. 指定養成所などで2年以上修業

●外国の養成所卒業者
外国の養成所を卒業し、外国の言語聴覚士免許を取得した者で、厚生労働大臣が1~5と同等の知識・技能を持つと認定した者

 これから大学に進学するという方なら、指定科目を履修できる大学を選べばいいのですが、高卒の方は指定養成所で3年以上、大卒の方は2年以上修業するのが最短。その場合、学費は3年間で最低でも300万円以上かかってしまいます。

【参考サイト】
●All Aboutビジネス「介護・福祉業界の仕事/言語療法士ってどんな仕事?」
http://allabout.co.jp/gm/gc/295466/

●日本言語聴覚士協会「言語聴覚士とは」
http://www.jaslht.or.jp/whatst_n.html

川端真弓。フリーライター/薬膳アドバイザー。埼玉県所沢市在住。1986年に「無理なく無駄なく簡単エコロジー」を合言葉に、子育て中の主婦でも身近にできる環境問題を考えるサークルを発足。以来、無農薬栽培など風土に根差した生き方を模索中。現在は、写真と詞をコラボした新しい感覚のアート「PHOTOEMほちょう調」を広める活動にも携わっている。WEBサイトはこちら

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