車椅子の主婦・絵本を出版

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事故で後遺症が残り車椅子の生活に

 5月25日付の朝日新聞朝刊に「支え合う大切さ絵本に/車いす生活を送る加須の又野さん出版」という記事があり、とても励まされる内容なのでご紹介させてください。

 絵本のタイトルは『ちいさなおばけちゃんとくるまいすのななちゃん』(あけび書房)。物語は、友だちの輪の中に入っていけない車椅子の女の子“ななちゃん”が、体が小さくて仲間外れにされている“おばけちゃん”に背中を押され、「仲間に入れて!」と声に出して言うことで、輪の中に入っていくというもの。

絶望感から救ってくれた夫の言葉

 著者の又野さんは、この本を通し幼い子どもたちに支え合って生きて行くことの大切さを伝えたいとインタビューに答えています。2004年、乗用車を運転中に事故に遭い、後遺症で車椅子の生活を送るようになり、小学生の頃から憧れていた保育士の仕事を辞めることに。

 胸から下の感覚もなく、手は思うように動かず着替えや入浴も自分ではできず。絶望感から一時は自殺も考えたと言います。でも、ご主人から「生きているだけでいい。君が必要なんだ」と言われたひとことを支えに、車椅子でリハビリに励み、2006年には一人娘の杏子ちゃんを出産。

自分の思いをしっかりと伝えることの大切さ

 その後も、抱っこやおむつ替え、散歩や着替えなどの育児も一人では困難だったものの、家族や周りの人に支えられ、娘の杏子ちゃんも今では5歳に。この絵本は、「たくましく生きて」という娘さんへのメッセージでもあるとか。

 そんな又野さんも一時は、「周囲に迷惑をかけてしまうと心配し、消極的になった時期もあった」とのこと。それでも事故から7年が経ち、「障害を受け入れて生きられるようになったのは、気持ちと伝える大切さが分かったから。自分の思いをしっかり伝えられる子どもが一人でも多く育ってほしい」と語っています。

【引用サイト】
●朝日.com 「マイタウン埼玉/支え合う大切さ 絵本に」
http://mytown.asahi.com/saitama/news.php?k_id=11000001105250001

川端真弓。フリーライター/薬膳アドバイザー。埼玉県所沢市在住。1986年に「無理なく無駄なく簡単エコロジー」を合言葉に、子育て中の主婦でも身近にできる環境問題を考えるサークルを発足。以来、無農薬栽培など風土に根差した生き方を模索中。現在は、写真と詞をコラボした新しい感覚のアート「PHOTOEMほちょう調」を広める活動にも携わっている。WEBサイトはこちら

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