「夏ノ思ヒ出」

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 折角の花火大会なのに曇り、そしていきなりの大雨、雷。気仙沼のみなと祭りでは昔、数年連続そんなことがありました。その時、雲の上ではこんなことがあったら許せるかもしれません。

「夏ノ思ヒ出」

夏休み
八月の花火大会
でも曇り

わたあめ
両手に持って
ひと振りすれば抜け飛んで
立派な雲ができたとさ

それに乗り
空に上るとこんばんは
毎年登場雷様

「君にも太鼓をかしてやろう」

どんどこどどん
激しく太鼓
どんどこどどすこ
楽しく太鼓
どどすこどんどん
花火にゃ負けまい
花火と競う二人の太鼓
夏最大の天空ライブ

今年は果たしてあるのかどうか
曇りの空を見上げては
わたあめの棒を握りしめる


藤村洋介
元役者。気仙沼市在住。
詩や短篇の物語を中心とした朗読文を創作。3.11東日本大震災の経験を受け創作活動を再開。現在、気仙沼の復興のために活動している。

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