介護保険を使った住宅改修

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転倒の原因となる階段や段差の改修費用

 高齢者の方に多い家庭内の死亡事故。厚生労働省の「人口動態統計」によれば、その数は交通事故死とほぼ同数だと言われています。

ちょっとの段差も危険です

 階段だけでなく敷居などの小さな段差や、電気コード、カーペットの端に足を引っ掛けたり、滑りやすいフローリングや夜間の照明不足など、家の中には転倒の原因が意外と多いのです。

 こうした転倒事故の原因となる段差や階段の多い住宅は、高齢者ばかりでなく障碍者にとっても危険が潜んでいますし、普段の生活でも不便なことが多いものです。

 今回は介護保険を使った住宅改修についてご紹介します。平成12年4月から施行された介護保険制度。要支援を含む要介護と認定された人に対して給付される介護サービスですが、介護保険でできる住宅改修は以下の通りです。

  1. 手摺の取り付け
  2. 段差の解消
  3. 滑り防止および移動の円滑化のための床材変更
  4. 引き戸等への扉の取り換え
  5. 洋式便器等への便器の取り換え

工事代金の9割が介護保険から支給

 こうした改修は、あくまでも転倒予防や移動の円滑化などを対象とし、給付の対象となる工事代金の9割が介護保険から支払われますので、自己負担は1割ですみます。

 ただし、要介護度に係わらず、支払の上限は20万円となり、介護保険での改修工事で戻って来る金額は18万円。

 改修代金はいったん利用者が支払い、後から9割が戻って来る「償還払い」が通常ですが、利用者の負担を軽減するため、登録された取扱業者に改修を頼めば、「受領委任払い」扱いとなる制度もあり、こちらを利用すれば最初から1割の負担だけですみます。

 工事を行う前に各自治体に申請書や見積書を提出しなければ、給付の対象となりませんので注意が必要です。また、介護保険料の未納がある場合も支給の対象外となる場合がありますので、いずれにせよ事前に自治体に確認しましょう。介護保険の対象の方は、せっかくですから上手に利用して快適な生活を送ってくださいね。

川端真弓。フリーライター/薬膳アドバイザー。埼玉県所沢市在住。1986年に「無理なく無駄なく簡単エコロジー」を合言葉に、子育て中の主婦でも身近にできる環境問題を考えるサークルを発足。以来、無農薬栽培など風土に根差した生き方を模索中。現在は、写真と詞をコラボした新しい感覚のアート「PHOTOEMほちょう調」を広める活動にも携わっている。WEBサイトはこちら

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