作業療法士

よかったら、シェアして下さい。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

一番大切なのはコミュニケーション能力

 リハビリの専門家として、作業療法士と理学療法士がよく知られていますが、この2つの違いをご存じですか?

 理学療法士が、患者さんの手足を動かしたり、歩く・座るなど体の基本的な動作を回復させる訓練をするのに対し、作業療法士はその後の応用的な訓練をして、自立のための訓練をします。

 具体的には、手芸・工芸・陶芸などの作業を通して機能回復を目指します。また、障碍者の方の残された体の機能を使って、食事や着替え、トイレや入浴など、日常生活を送るための訓練・指導をします。

 作業療法士に一番必要なのはコミュニケーション能力と言われています。多くの患者さんが、以前は当たり前に出来ていたことが出来なくってショックを受けています。患者さんの心境と状態を把握しながら、リハビリする意欲を引き出して、一つずつできることを増やしていくのが作業療法士の仕事です。

高齢化社会でニーズの高まる作業療法士

 作業療法士は、1965年に第1回国家試験が行われ、これまでに累計で52,000人以上が資格を取得しており、6割超が医療施設のリハビリテーション科で勤務しています。ついで、老人福祉・保健関係です。

 しかし、これからは高齢化社会で作業療法士に求められるニーズも変化し、介護老人保健施設、訪問看護・訪問リハビリテーションなどの医療福祉中間施設、老人福祉施設といった場での活躍が期待されています。

 気になる待遇ですが、一般的に年収400万円前後のようです。勤務時間は朝から夕方の昼勤だけです。打合せ、デスクワーク、急なリハビリの予定など、ある程度の残業はありますが、不規則勤務が当たり前の医療・福祉分野としては、数少ない仕事です。規則正しい生活や自分の時間を大切に出来るのも、作業療法士のメリットでしょう。

受験資格

高校を卒業後、文部科学大臣が指定した学校、または厚生労働大臣が指定した作業療法士養成施設で、3年以上作業療法士として必要な知識・技能を修得した方(卒業見込みを含む)。
合格率は、以前に比べると低くなってきており、2010年度は70%程度でした。作業療法士の養成校・施設は、大学が41校、短期大学が3校、専門学校が86校あるので、資料を取り寄せ比較検討して、合格実績の高い学校を選択するとよいでしょう。

【参考サイト】
●作業療法士インデックス
http://www.sagyouryouhousi-index.jp/
●作業療法士の資格と仕事
http://www.kyu-g.com/

丸山りん。ライター・SOHO。愛知県豊川市在住。自閉症と軽度知的障害を持つ中2男子と、年子の弟の2児の母。自身も重度のうつ病経験を持ち、9年の闘病を経て回復。無駄を省いた生活、および家族との会話と3匹の猫をこよなく愛し、自他ともに認める「THE おかあちゃん」。息子達の進路に頭を悩ませ、奔走する日々を送っている。

スポンサードリンク

よかったら、シェアして下さい。

フォローする