老いについてのお国柄

よかったら、シェアして下さい。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

飯野耀子のベター クォリティ オブ ライフ 第76回

 今回は、老いについてのお国柄について。

 みなさん、こんにちは。今回のクオリティ オブ ライフは香港からお送りします。というのもただいま香港出張中で街中を歩いていてとても面白い光景があったからなんです。

 というのは冬虫夏草やツバメの巣、それから干し貝柱や干し牡蠣などいわゆる中華食材の乾物などを売っているお店(立ち居地的には中医学的な見地から高額な生薬を扱っている薬局という感じだと思うのですが)の店先、それから香港のマツキヨやHAC、PLAZA的なお店、複合ビルに入っている健康食品系のお店などで物凄く大きなボトル(ボルビックの1リットルペットくらいの大きさ)に黄色いソフトカプセルのタブレットが入っているものが山積みになって置いてあるんです。九龍サイドも香港サイドも見た限りはいわゆるドラッグ系のお店と乾物薬局のお店は全てその状態でした(香港すべてのお店を見ているわけではありませんがすくなくとも100軒くらいは目撃していると思います)。

とある香港のお店

とある香港のお店

 でね、それが何かというとOMEGA3という脂肪酸のカプセル。中には3-6-9と3つの脂肪酸が含まれているものやサーモンオイルなどの商品もありますが基本OMEGA3っていう商品。

 OMEGA3とは青魚などに含まれるDHA、EPAやエゴマ、アマニ、くるみなどに多く含まれるαリノレン酸など。

 この脂肪酸は脂肪燃焼スイッチを押す働きがあると共に記憶力の向上、維持や細胞の正常な機能のために効果的だといわれています。高血圧や動脈硬化、心筋梗塞などの生活習慣病予防にもよいといわれているんですよ。

 というのでものすごく体によいものだということは私も解ってはいるんだけどそれにしても大量なので今回の仕事で通訳をしてくれた香港の女性になぜなのか?を聞いてみました。

 とね、香港の人は長生きをしたいという欲はもちろんなのだけど脳が若くて健康に年老いたいという希望がとても多いのだそうです。なので認知症予防に効果的なOMEGA3に関しては将来への投資としてとにかく飲み続けるし、そこにはお金をいとわないのだとか(といってもサプリなのでしれてますけどね)

 日本以上に高齢化の波を抱える香港ではいつまでも現役でいるということは予想以上に必要かつ望まれることなのかもしれません(もちろん日本でもそういった傾向は強くなっていますよね)。

 因みにOMEGA3は非常に酸化しやすい脂肪酸なのであんなに煌々と日にあたる場所に置かない方がよいのではないかな?と思ったりして見てはおりますが年を取るということにもスタイルというものはあるなぁということを改めて考えさせられる香港のアンチエイジング事情でした。

飯野耀子 NPO法人日本ハーブ振興協会主席研究員、元AllAbout食育ガイド
myfood.jp元編集長。健康管理士、薬膳料理指導員、
食育指導士など多数の資格を保有。FANCL発芽玄米粥の監修も務める。
著書に「夜トマトダイエット」(ぶんか社他、台湾版、中国版、韓国版)、
「合格への食卓」(扶桑社)がある。飯野耀子公式サイトはこちら

スポンサードリンク

よかったら、シェアして下さい。

フォローする