電子図書館と音のかたち

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 視覚障碍者の方が本を楽しむために、さまざまな取り組みがされています。
 最初は、ボランティアの方々の朗読をカセットテープに録音し、それを再生して聴くことがほとんどでした。しかし、本1冊の朗読を収録するためにテープ十数本が必要になることも珍しくありませんでした。

図書館Photo by ShironekoEuro

たくさん読みたいです

 その後、カセットテープからCDへの切り替えが進みます。
 専用の再生機を使って聴くため、分厚い本を朗読してもほぼCD一枚に収まります。カセットテープに比べてかなり取り扱いが楽になったそうです。通常の音楽CDとは違う『朗読CD』は『デイジー図書』と呼ばれています。日本点字図書館(東京)では、2011年春から、貸出をカセットテープからCDのみに一本化することになりました。

 さらに、2010年からは、『サピエ図書館』が始まりました。
 『サピエ図書館』は、全国の点字図書館などで作られた団体が運営する電子図書館のことをいいます。デジタル録音された本の朗読を、パソコンを使ってインターネットを通じてダウンロードし、音声で楽しむことができます。今までのように、カセットテープやCDといった物を使わなくとも、データだけでやり取りできるため、「モノ・時間・場所」などの流れが大きく変化しました。

 視覚障碍がある方が、すべて点字が読めるというわけではありません。また、視覚に障碍があるなしに関わらず、人の声からもたらされる朗読には、心に響くさまざまな素晴らしさがあります。インターネットを通じて、本の世界を、朗読の世界を、手軽に楽しめる方が増えていくことも期待されているそうです。

参考: サピエ

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