40年間絵を描き続けてきた元ラガーマンとは

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ピエロをテーマに約40年。世界各地で個展を開いてきた福岡市在住の画家の岡部文明さん(62)。福岡工高2年のとき、ラグビーのスクラム練習中に相手の肩が頭に当たり、頸椎脱臼骨折の重傷を負い四肢に障碍が残りました。

 大分県の病院でのリハビリ中に来日していたニュージーランド学生選抜の選手4名が病院にお見舞いに訪れ、先住民族マオリの木彫り人形を岡部さんの手に乗せて励ましてくれました。青春をラグビーにかけていた中の突然の事故・・・。「真っ暗な世界にたたきこまれた」と意気消沈していた高校生の岡部さんでしたが、「ラガーマンの誇りがよみがえり、奮い立たせてくれた」とふさぎ込んでいた気持ちが一気に明るくなったそうです。

絵を描く元ラガーマンPhoto by lisadragon

 

 その後、リハビリをしていた病院を退院し、興味のあった絵の道に進みました。題材には、福岡で見物した際に忘れられなかったサーカスのピエロをテーマに選びました。そして40年。意欲的に活動を続け、世界各地で個展を開く画家として知られるようになりました。

 そして今年、ラグビーのワールドカップ(W杯)が、ニュージーランドで行われ、岡部さんは、ラグビーで障碍を負った自分に生きる希望を与えてくれたニュージーランドの仲間と、約半世紀ぶりに現地で対面しました。

 また同時に、以前(2009年)、都内で開いた個展にニュージーランド大使館関係者が訪れたことから、今回のW杯に合わせて、今年8月からニュージーランドの首都ウェリントン近郊のパタカ美術館で個展も開催されたそうです。

 恩人たちとの約40年ぶりの対面。「あの時はありがとう、ここまで頑張っているよ」と心からの感謝を伝えたい・・・」と岡部さんはいいます。

 人と人との出会いが、未来を開いてくれます。
どんなときも希望を胸に、離れていても心はともに、日々を大切にしていきたいですね。

ライター:野間能子 医療・スポーツ・美容・飲食など、ライフスタイル全般のプランニング、編集・執筆、商品企画などを行う。

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