家族を描いた「ちづる」

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 自閉症と知的障碍を持つ女性とその家族の日常を追ったドキュメンタリー映画「ちづる」は、千鶴さんのお兄さまである赤崎正和さんが、学生時代、卒業制作として撮影した映画です(2011年10月27日公開)。

映画ちずる

心と心

 赤崎さんが卒業制作として、妹さんのことを撮影しようと決心するまでにはさまざまな葛藤があったといいます。というのも、映画「ちづる」には、家族の日常がありのままに映し出されているからです。

 どこの家庭でも、家族との日常には家族だけが許しあい(認め合い)、他人にはなかなか見せたくない(見せられない)場面が多々存在します。いざ撮影を決めた赤崎さんも「ここまで人に見せてしまわなくてはいけないのか」と愕然としたといいます。

 しかい、障碍者をとりまく周囲の行動や想いに対するさまざまな憤りと、自分が家族に対して抱く想いなど、言葉では言い表せない矛盾や願いや希望や挫折から、どうしても映像として残しておかなければならないと、1年間カメラを回し続けました。

 自分の家族が障碍者だと友人に言えなかった・・・自分への気持ち。そこから立ち上がり、家族や妹さんのことを、映画として多くの方に知ってもらいたい気持ち。そうした心の変化を確認しながら撮られた映像には、無垢な妹さんと家族のありのままの姿が溢れています。

 撮影秘話が書かれたホームページ内の「公開への道のり」には、制作までの過程が丁寧に記され、家族を思う複雑で真摯な気持ちと、自らの日々の変化が綴られています。

 今春から、知的障碍者施設に勤務をはじめた赤崎さん。障碍を持つ妹さんの気持ち、支える家族の気持ち、施設で過ごす多くの方々の気持ち、そして、その家族の気持ち。さらに広がった多くの想いと映画「ちづる」から生まれる新しい絆・・・。家族に対する想いが、さらに強くなっているそうです。

映画「ちづる」

ライター:野間能子 医療・スポーツ・美容・飲食など、ライフスタイル全般のプランニング、編集・執筆、商品企画などを行う。

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