これは大きい!『大文字キーボード』

よかったら、シェアして下さい。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 97歳のおじいさんが、サクサクと使えているキーボード。
 60億人の不全を解消するために、誰もが使いやすいキーボードを開発し、ハッピーと使いやすいさと笑顔を届ける「ユニバーサルデザイン」として注目を集めているのが、イワタデザイン社の『大文字キーボード』です。

大文字キーボード(イワタデザイン)
http://iwatadesign.com/

 視覚障碍者がキーボードを使ってパソコン作業をするのはもちろん、老眼の方が、弱ってきた視力をサポートするためにもとても便利なアイテムです。

 開発された経緯は・・・・。
 イワタデザインの方が、地元の自治体主催のパソコン教室で、虫眼鏡を使いながら入力している年配の方がいらっしゃると聞いたこと。「それは、さぞや大変なことだ・・・。何か役立つことはできないだろうか」と思われ、どうにかして使いやすいキーボードを作ることは出来ないだろうかと考えられたのがきっかけです。

 キーボードなどを制作しているメーカー側に問い合わせをしたのですが、現状のキーボードの仕様を変更する事は、すぐには出来かねるというお返事でした。それも当然なはなしです。メーカー側としても多くの部品や仕様の決定があり、そのひとつひとつの集合体として、長い時間とコスト計算を経て、今の形が出来上がっているものです。なかなかすぐに変更できるというものではないというのが実情でしょう。それに、キーボードは、多くの機能を持ち合わせる精密機械。何かの不具合が起こると、全く動きをなすことができなくなります。

 色々と工夫を続けていく中で、あるとき、キーボードに印刷をする文字を折り曲げれば、最大限に大きく表示出来る事に気付きました。しかし、キーボードのキーに文字を折り曲げて印刷する事は、キーの印刷メーカーに問い合わせをしても、「不可能」と言われました。

 また、五十音順のキーボードは一見使いやすそうに見えて、実は、不便な部分もあります。市販品にこれといって使いやすいものは見つけられません。一般の方にはキーボードは便利な物ですが、初心者や障碍者には大変扱いにくいもので、やはり使い方に合わせて、慣れていくしかないのか・・・。

 その後、数年をかけて、各方面のご協力を得て文字を大きく表示した製品が完成。グッドデザイン賞中小企業庁長官特別賞も受賞。誰にでも使えるユニバーサルデザインの製品として、視覚障碍者の方をはじめ、たくさんの方々に喜んでもらっているそうです。

 キーボード以外にも、ゲームのコントローラーも試作。誰もが使いやすいように、大きなボタンと存在感のあるレバーは圧巻の一言です!

 世の中に無いから使えない。決まりごとだからそれに従うしかない。もちろんルールを守ることは必要ですが、その中から『もっとみんなに便利なもの』『もっと使いやすくて、年齢や障碍を越えて楽しめるもの』を追求する。そんな人間パワーをいつも持っていたいですね。

※参考資料:イワタデザイン http://iwatadesign.com/

ライター:野間能子 医療・スポーツ・美容・飲食など、ライフスタイル全般のプランニング、編集・執筆、商品企画などを行う。

スポンサードリンク

よかったら、シェアして下さい。

フォローする