習うより慣れろ!難関・手話通訳士の資格

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TVドラマ『星の金貨』で一躍脚光を浴びた手話

 障碍者福祉の中でも重要なポジションを担う手話通訳士。聴覚障碍がある方とコミュニケーションをとる際、手話ができればとてもスムーズだ。最近では、小学校や中学校でも手話を使って合唱したりという場面をよく見かけるようになった。

 手話人気に火を付けた(という表現はこの場合不適切かもしれないが・・・)のは、やはり何といってもTVドラマ『星の金貨』の存在が大きい。以後、『愛していると言ってくれ』『君の手がささやいている』『オレンジデイズ』など、次々と手話話者が登場するドラマが放映された。

 手話を使った仕事は、福祉施設や病院、自治体をはじめ裁判所やホテル、携帯電話会社などの民間企業でも活躍の場が増えている。病院や役所の窓口、テレビ番組や講演会、スキルを磨けば学校の講師や政見放送での手話通訳など資格を生かせる場はたくさんある。

 とは言え、手話通訳士の資格を取るのは難関。厚生労働大臣公認の資格で、平成元年からスタートし、第23回手話通訳技能認定試験では合格率が33.4%だった。

合格率33.4%― 習うより慣れろ!が一番の近道

 試験では、障碍者福祉や聴覚障碍者の知識、手話の表現力、スピードなどが試される。国語の基礎力も不可欠で、通訳すべき内容を的確な手話で表現しなければならない。

 手話の内容は日常会話の類もあれば、医療機関や福祉施設、裁判所などでは、各領域の専門用語を交えながら行うこととなる。だからこそ、訳者の語彙力や理解力によっては、手話の内容も違ってしまう。

 とは言え、要は「習うより慣れろ!」だと資格取得者の多くは言う。とにかく手を動かし声を出す練習を繰り返すことが肝心だ。聞き取りで手がとまってしまいやすい人は、手を常に動かし慣れておくこと。

 また、手話通訳は聾者のためのものと思っている方が多いが、実は手話のわからない「コーダ(聴者)」と呼ばれる聾者の親を持つ聴者にとっても大切な存在なのだ。

 若い世代のコーダは自分がコーダであることを積極的にアピールする者も多い。聾者と聴者混合の手話バンド「こころおと」も、コーダである武井誠氏が結成し、テレビや新聞などでも度々取り上げられている。

 いずれにせよ、手話通訳士の存在は現代社会の中でも重要な役割を果たしている。「人と接するのが好き!」「やりがいのある仕事がしたい!」「誰かの役に立てる仕事がしたい!」と考える人なら、とりあえず手話通訳士の素養があるのでは?

【参考サイト】
■介護・福祉の応援サイトけあサポ 「手話通訳者の仕事とはどのような営みか」
http://www.caresapo.jp/fukushi/blog/munesawa/2011/06/post_136.html

■資格と仕事.net 「手話通訳士の仕事」
http://www.shikakutoshigoto.net/gJ020013_J030174/

川端真弓。ライター&薬膳アドバイザー。埼玉県飯能市在住。1986年に“無理なく無駄なく簡単エコロジー”を合言葉に、子育て中の主婦でも身近にできる環境問題を考えるサークルを発足。以来、無農薬栽培など風土に根差した生き方を模索しつつ、ライターとして活動中。100坪の畑では無農薬で野菜作りを実践。WEBサイトはこちら

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