音楽でひろがるバリアフリー

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 ピアニストの辻井伸行氏が奏でるピアノの旋律の柔らかさ、なめらかさは、本当に素晴らしいですよね。聴く人の心をとらえ、目を閉じてじっくりと聞き込みたい衝動にかられる大きな感動を覚えます。視力以外のすべての感覚を研ぎ澄まし、さまざまな経験と豊かな想像力を駆使した、視覚や言葉を超えた言葉がそこに存在しているからではないでしょうか。

 障碍を持つ方々の音楽に対する素晴らしい表現力をさらに高め、世の中に向けて類まれな芸術を生み出す機会をサポートするために・・・・。障碍者のためのアマチュア音楽コンテスト『ゴールドコンサート』が存在します。

 『ゴールドコンサート』が始まったのは、今から8年前。障碍者の音楽活動の支援を目的に開催を重ね、2011年で第8回目を迎えることになりました。第8回目の今年は、東京国際フォーラムで多くの観客の方とともに盛大に開催されました(2011年10月)。

ゴールドコンサート
http://gc.npojba.org/

 主催者は、NPO法人「日本バリアフリー協会」。音楽でひろがるバリアフリーを目指し、『ゴールドコンサート』をはじめとする、さまざまな催しに取り組まれています。また、『ゴールドコンサート』には、厚生労働省、文部科学省、東京都、千代田区、社会福祉法人NHK厚生文化事業団、社会福祉法人視覚障害者支援総合センター、社団法人日本筋ジストロフィー協会、全国自立生活センター協議会、公益社団法人日本フィランソロピー協会といった、さまざまな団体も後援として参加・協力し、障碍者の音楽活動を応援しています。

 今までの観客入場者数は、累計で5,257名。特に第7回は1,030名と最高数を記録するなど、回を重ねるごとに注目が高まっています(第7回:2010年度)。さらに、どうしても会場へ来ることができない移動困難な方や遠方の方にもコンサートを楽しんでいただくために、第3回ゴールドコンサートから「インターネット生放送」を導入。より多くの方が鑑賞できるようになりました。

 審査は、普段、プロフェッショナルとして各方面で活躍されている審査員によって厳正に審査されています。というのは、『ゴールドコンサート』は音楽業界でも注目を集めており、この出場をきっかけに音楽レーベルよりメジャーデビューを果たした方もいらっしゃるとか。音楽家としての登竜門として、多くの障碍者の音楽活動の拡大に協力しているのです。

 第8回(2011年度)は、視覚障碍を持つ10歳の少女が震災で被災した方々へ贈るオリジナル曲を作詞・作曲し、自らが歌いながら素晴らしいピアノを披露。「観客賞」を受賞しました。感じた気持ちを音楽で表現し、それを多くの方と共有して、さらに感動を広げていく。日々の不安を癒してくれる・・・音楽の素晴らしさを感じますね。

※参考資料:NPO法人「日本バリアフリー協会」http://www.npojba.org/
※参考資料:ゴールドコンサート http://gc.npojba.org/

ライター:野間能子 医療・スポーツ・美容・飲食など、ライフスタイル全般のプランニング、編集・執筆、商品企画などを行う。

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