パンとスープのお店『TROIS(トロア)』

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 『駅ナカ』という言葉が定着してしばらく経ちます。

 どこかへ移動するための手段として使う、交通網の拠点である駅の中に、一般店舗のような店をつくり、多くの方のライフスタイルを変えてきましたね。

 忘れ物をしたから駅のKIOSKで購入しよう!・・・だけでなく、友人へのプレゼントを買ってから行こう・・・とか、綺麗な花束を見つけたからあの人へ贈ろう・・・など、新しいものとの出会いの場であり、新しい情報や商品の発見の機会をもつくり出しています。

 もちろん、お弁当やスィーツ、コーヒーなど、食べるもののお店も充実しています。ちょっとした乗り換えの時間を利用して、お腹を満たすことができます。

 例えば、パンとスープのお店『TROIS(トロア)』。

 都営大江戸線の大門駅の駅ナカにある、スープやパンなどを提供するお店です。

 大門駅と言えば、ビジネス街。オフィスに向かう前に立ち寄って、デスクで食べる朝ご飯を購入したり、取引先から一時帰社する営業職のランチとして、繁盛しています。

 特に、『TROIS』は、駅ナカという立地を使い、新しい試みをしたいという東京都の交通局からの提案を受け、NPO法人みなと障がい者福祉事業団のお店として出店。障碍者の労働をサポートするお店でもあるのです。

 一般的な『障害者自立支援法』に基づいた福祉サービスとしての事業所ではなく、通常、世の中に存在する一般就労の場として経営を行っているのが特徴です。

 それは、店舗運営を行う大森さんの想いからスタートしました。
「障碍者手帳を持たない発達障碍者にも働く場を提供したい・・・」。そこで、福祉の枠組みにとらわれずに採用できる雇用のスタイルを選択し、障碍者手帳の取得が難しく、働く力を持ちながら、就職できずに引きこもりがちな発達障碍者の就労をサポートしているのです。

 お店を立ち上げた当初は、毎日、職場に来るということ自体が大変なことで、さまざまな問題があったといいます。

 また、お店を利用されるお客様は、一般の店舗として入られるので、接客マナーはもちろん、パンを並べるケース、パン入れるビニールの結び目など、さまざまなところにまで気配りが必要です。

 ただし、いつも緊張していると、仕事は楽しくありません。時には、ハローワークや清掃所などへの配達業務も組み込んで、バランスのいいワークシフトになるような配慮がされているようです。

 働く人にとって、一番うれしいのは、やはりお客様からの「ありがとう」という言葉。「TROIS」でも、さまざまなお客様からの「ありがとう」の一言に感動しながら、今も毎日、美味しいパンとスープをつくり続けているそうです。

参考URL
『TROIS(トロア)』
http://www.minato-jigyodan.org/cat07/toris.html

ライター:野間能子 医療・スポーツ・美容・飲食など、ライフスタイル全般のプランニング、編集・執筆、商品企画などを行う。

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