『上州ろう太鼓 心響』

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 日本は季節ごとに、さまざまなお祭りがあります。

 天候の無事を祈り、雨を願い、作物の収穫を祝い、豊作の御礼を伝える。
 子孫の繁栄を願い、家庭円満を喜び、無病息災を感謝する。

 感謝の心を、多くの民とともに祝う儀式のひとつが祭りという形になって現れ、日本全国、さまざまな形態となって、地方文化を形成しています。

 地方ごとに特色のある祭りですが、中でもかかせないのが、お囃子ではないでしょうか。

 笛や三味線などで軽やかなリズムを奏でるものもありますし、勇壮な太鼓で、地響きを感じさせながら、闊達な拍子を紡ぎだすものもあります。

 『上州ろう太鼓 心響』では、聴覚に障碍を持たれる方がメインとなって、勢いのある和太鼓を奏でる和太鼓集団です。

◆『上州ろう太鼓 心響』
http://roudaikoshinkyo.ikaduchi.com/

 群馬県太田市を拠点に活動を続ける『上州ろう太鼓 心響』は、活動を始めて2012年で約10年を迎えました。

 聴覚に障碍を持たれる方々が、聴覚の代わりに、身体と心で音を感じて演奏します。

 奏でるメンバー全員と心をひとつに合わせ、想いを込めて叩き出す和太鼓のリズム。

 見ている方、聞いている方、ひとりひとりの心と響き合い、会場全体がまさにひとつとなる、素晴らしい空間を産み出します。

 同じように、聴覚に障碍を持たれる方も、そのリズムを身体と心で受け止め、感動と興奮を分かち合う、音楽の力が、すべてのものをひとつにする瞬間が存在します。

 和太鼓をはじめたきっかけは、1996年、太田市聴覚障害者福祉協会創立30周年記念大会のアトラクションへの参加でした。

 太田市聴覚障害者福祉協会と太田手話サークルから有志者を募り、4ヶ月前より練習を開始。

経験者は、なんとゼロ。

 聴覚に障碍を持たれる方が、いかにしてリズムをつかみ、バチさばきをあわせるのか・・・。
 誰もが初めての挑戦でした。

 何度も壁にぶつかる厳しい練習を経て、大会では、みごと2曲を披露することに!
 大会終了後、メンバーのうち数名が地域の和太鼓会に入り、その後も太鼓を続け、今に至ります。

 「上州ろう太鼓 心響」には、

「上州」=「群馬県」
「ろう」=「聞こえない・聞こえにくい」
「心響」=「響き合う心と心」

の意味があります。
 聴覚のかわりに身体と心で音を感じ取り、メンバー全員で心をひとつに合わせる。
 思いを込めて叩き出す音が、観てくれる方、聴いてくれる方、ひとりひとりの心とも響き合えたら・・・そんな意味から生まれました。

 威勢の良い和太鼓の音色、是非、聞いてみたいですね!
 

※毎週水・金曜日 19:00~ 太田市尾島行政センター
※見学が出来ますので、希望の方は前もってメール又は掲示板にてご連絡下さい。
josyuroudaiko.shinkyo@gmail.com

※参考資料:
◆『上州ろう太鼓 心響』
http://roudaikoshinkyo.ikaduchi.com/

ライター:野間能子 医療・スポーツ・美容・飲食など、ライフスタイル全般のプランニング、編集・執筆、商品企画などを行う。

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