人々を勇気づけた『まさき君のピアノ』

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 自閉症の少年が、被災地の避難所で起こした小さな奇跡・・・。
 多くの方々が語り継ぐこの話は、『絶望の中で、誰かの役に立つこと』、『悲しみにくれても、笑顔を忘れないこと』を教えてくれます。

「ぼくがラジオ体操を弾いてもいいですか?」

 震災と津波で孤立した女川町の避難所で、誰もが疲労の限界を迎え、どうしようもない気持ちに襲われていました。

 そんな中、人々の心に、一輪の花をたむけたのが、まさき君の一言でした。

 自閉症のまさき君が、まるで、雲の合間から差し込む、一筋の金色の光のように、うるわしい感動を届けてくれます。

 決して多くを語らずとも、それは、静かに人々の心を癒し、勇気づけ、前を向くための心の礎となったに違いありません。

◆『まさき君のピアノ』(橋本安代著 ブックマン社)

 まさき君自身も自宅を流され、大切なお婆さまを無くされました。
 そんな悲しみの中、まわりの方々の気持ちを想い、やさしい音色で、その場の空気を変えていきます。

 自閉症の我が子とともに生きるお母さまは、普段から、しっかりとまさき君と向き合って日々を過ごしていらっしゃいました。
 そんな時間があったからこそ、今回のような未曽有の震災で人々が憂えているとき、自らで立ち、やさしい音色で、無言の問いかけをしたのではないでしょうか。

 音色は多くの方々の心に染みわたり、静かに、そして、力強く励まし、不安な気持ちに寄り添っていたことでしょう。

 まさき君、ありがとう。

※参考資料:
『まさき君のピアノ』(橋本安代著 ブックマン社 1,400円)

ライター:野間能子 医療・スポーツ・美容・飲食など、ライフスタイル全般のプランニング、編集・執筆、商品企画などを行う。

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