社会性を学び、集団の中で生きる力を身につけるために(第2章)

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 翔和学園は、東京都中野区にある、小中学部、高等部、大学部を合わせ持つ、特別支援教育の一貫校です。
 NPO法人のフリースクールとして、発達障害を持つ子供たちが通学し、学生生活を送っています。
 今回は、翔和学園、ワークセンター翔和、企画室長の中村朋彦さんに、お話をお聞きしました。第2回をお届けします。

第2章 学生生活を満喫する

 「翔和学園では、敢えて、ソーシャルスキルトレーニングだけを特化させて学ばせることはしていません」と、おっしゃる中村さん。

 「それよりも、大学部で学生生活を謳歌させることを目標にしています。

 例えば、イベント、サークル活動、学園祭などを、具体的に進めていくと、必然的に、開催する場所の自治体の方や地元の方へのアプローチが必要となり、関係性を築かないと進行できなくなります。

 その中で、自分たちが立案した企画を、仲間と共に、どうしたら実現できるのか・・・。

 協力し、話し合い、説得し、ある部分は妥協しながら落としどころを決める。一連の作業は、机上のソーシャルスキルトレーニングでは決して学ぶことのできない、多くの事例の宝庫なのです」

 例えば、『山の中で石窯でピザを焼こう!』と思ったら・・・。
 実現するためには、多くの課題を解決する必要があるわけです。

 そこから得られるのは、かけがえのないことばかりです。

1.自分で最後までやり遂げられた経験
2.仕事を通じて、完成まであきらめない気持ち
3.やればできるという自信
4.失敗しても、再チャレンジして乗り越えていく
5.一人よりも、仲間と一緒にやった方か楽しい
6.みんなのアイデアを持ち寄ると、想像以上に素晴らしくなる

 授業の中で、社会に羽ばたくスキルを身につけるのが重要だと考えています。

 それ以外に、

『卒業式でのバンド活動』
『3D映像でのクリエイティブ制作』

など、生徒たちの可能性を引き出すための多くの活動が行われています。

 運動が得意な人、クリエイティブ制作が得意な人、外部との交渉が得意な人、ダンスが得意な人、楽器が得意な人、パソコン関係が得意な人・・・・。

 多くの行事を体験することで、自分の向き不向きや、得意分野がおのずとわかるようになるといいます。

 その中から、多くの仲間の中で、自分が最も心地よく、力を発揮するのはどんなことを学んでいくのでしょう。

 こうして、社会生活での実行力が、日々養われています。

 次の章では、翔和学園が想い描く将来についてご紹介します。

参考URL
翔和学園HP http://www.showa-gakuen.net/

ライター:野間能子 医療・スポーツ・美容・飲食など、ライフスタイル全般のプランニング、編集・執筆、商品企画などを行う。

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