社会性を学び、集団の中で生きる力を身につけるために(第3章)

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 翔和学園は、東京都中野区にある、小中学部、高等部、大学部を合わせ持つ、特別支援教育の一貫校です。
 NPO法人のフリースクールとして、発達障害を持つ子供たちが通学し、学生生活を送っています。
 今回は、翔和学園、ワークセンター翔和、企画室長の中村朋彦さんに、お話をお聞きしました。第3回をお届けします。

第3章 教育の力を、信じています。

 「教育って、すごいなあって思うんです」と、おっしゃる中村さん。

 生徒と接していると、その成長ぶりを肌で感じます。
 また、親御さんや、以前の担任教師が、翔和学園の授業を参観されたり、学園祭に参加されたときの感想を聞くたびに思うそうです。

「こんなに素晴らしい力を、秘めていたなんて!」
「やさしい言葉で、こちらのことを気づかってくれた」
「まわりの仲間と協力して、とても楽しそうに学んでいる」

 こうした感想を受ける度に、教育の力を実感し、より良い教育とは何かを、学園全体で考えるきっかけにしています。

 翔和学園では、『ひとつの窓口から、生涯に渡る支援を提供する仕組みづくり』という理念のもと、生活まで含めた支援づくりという『究極の支援』を目指しています。

 「この10年で、ようやく『就学から、就労まで』の一貫した支援体制が整ってきました」と、中村さんはおっしゃいます。

 授業中に取り組んだことが、社会の中で活かされて、本当に意味で身についていくことを理想にかかげ、いくつかの課題に取り組み続けているのです。

現在、小中学部から大学部の教育はNPO法人の独自事業として、大学部卒業後の就労支援は障害福祉サービスの『就労移行支援事業』として実施しています。

 今後は、より長期的に支援が出来るように、『就労継続支援事業』も必要だと考えています。

 また、生活環境や生活状況を支援できる『グループホーム』や『後見サポート協会』などの設立も検討しています。

 他にも、眼科や小児神経科などの『診療所』、発達障害をもつ方の特異な才能を発見して伸ばしていく『ギフテッド研究所』、『幼稚園』の設置、全国から集まる大学部のおける『学生寮』の設置など、国や社会と一体となったソリューションの提供が必要だと考えています。

 発達障害をお持ちのお子様の親御さんは、自分が亡くなった後の我が子の行く末を案じています。

 そうした家族の悩みもともに受け入れ、ともに生き、ともに安堵する、あたたかで健やかな社会。

 翔和学園に与えられた役割はとても重要です。

 関係各所と連携し、より多くの幸せな笑顔のために、将来を見据えながら、毎日のひとつひとつを大切にしています。

※取材先:
翔和学園 ワークセンター翔和 企画室長
中村 朋彦 氏
http://www.showa-gakuen.net/

ライター:野間能子 医療・スポーツ・美容・飲食など、ライフスタイル全般のプランニング、編集・執筆、商品企画などを行う。

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