はぐくみ園

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福祉にロマンを!『はぐくみ園』

緑、青空、澄んだ空気、湿った土・・・。

春は、満開の桜のなかをウグイスが鳴き、秋には、色とりどりの山々を背にトンボが飛び交う。

ぜいたくに自然を取り入れた仕事をしながら、大地に足をふんばって生きる力をはぐくみます ――― 『はぐくみ園』は、こうした豊かな自然に囲まれた場所にあります。

昭和53年、はぐくむ会という名のもと、15家族ではじまった『はぐくむ園』は、くるみレーズンケーキやブルーベリーケーキなど、さまざまなケーキやブレンドティを創り上げる、あたたかな場所として、さまざまな取り組みを行ない、成長してきました。

当初から名前に付けられていた『はぐくむ』には、二つの意味があります。

ひとつは、万葉集の中の、遣唐使随員の母が詠んだ長歌の反歌の中の「羽でくくむ」、庇(かば)い守るという意味です。

『旅人の 宿りせむ野に霜降らば 我が子羽ぐくめ 天(あめ)の鶴群(たづむら)』の歌に込められた、「我が息子のような旅人が、仮の宿りをしている野原に、もし霜が降るようなことがあったら、どうか空を飛ぶ鶴の群れよ、その大きな暖かい羽で、息子たちを庇い守ってやって欲しい」という、なす術(すべ)を知らない切ない母の心情を歌ったもの。

ふたつ目は、どんな重い障害を持っている人(子ども)でも、育ちの要素はその人(子)自身の中にあると信じ、その育ちの要素がうまく発芽し、伸びていけるよう、周りで水をやったり、日に当てたり、肥料を施したりするのと同様に、子ども(大人も)の育ちを支えていく営み=『育み(はぐくみ)』です。

『はぐくみ園』は、障碍をお持ちのお子さまのずっと続く幸せを願い、同時に、親御さんの想いを大切にし、本人の望みを、尊重し、大切にします。

tea time_Tom Mascardo

Photo by Tom Mascardo

障碍をお持ちの方も、多くのことに参加し、望みを言い、困っていたらみんなが手を差し伸べ、一緒に考える、暖かい社会があるといい。

『はぐくみ園』から、その小さな一歩を踏み出そうとしています。

先日、埼玉で人気のスイーツショップが集まった「スイーツコレクション」が、大丸浦和パルコ店で開催され、埼玉県内10カ所の障碍者福祉施設で製造された商品も、初めて販売され、ハンディを持った人々への理解を、スイーツを通して広げている取り組みを行ないました。

「スイーツコレクション」は今年で4回目になり、浦和ロイヤルパインズホテルや、パレスホテル大宮、県内の老舗や有力スイーツ店17店とともに、障碍者への理解を深めてもらうために障碍者福祉施設も参加を決めました。

イベントスペースでは「自立・自助」を意味する造語「セルプ」の説明が掲げられ、『はぐくみ園』をはじめ、『晴れ晴れ』(川口市)、『ふれあいの里どんぐり』(毛呂山町)などの10施設が、話題の塩麹を使ったパウンドケーキや焼きたてパンなど約50種類の商品を販売。

『はぐくみ園』は、特産品のハーブ「エキナセア」を練りこんだクッキーを出品。パレスホテル主催の焼き菓子コンテストで最終選考にも残り、洋菓子としてもレベルが高いと評価されています。

『県障害者授産事業振興センター』では、さらなる販路の拡大を目指したいと意欲を見せ、県洋菓子協会(戸田市)は、今後も、おいしい商品を提供するための技術指導を行っていく方針です。

大丸浦和パルコ店は、売る場所を提供することで、障碍をお持ちになる方々の励みになればと、今後も、さまざまな面でサポートしてゆく方向です。

おだやかな自然の中で、大切に作られたクッキーとお茶で、のんびり過ごしてみませんか。

いつもと違うおやつの時間になることでしょう。

※参考資料:
『はぐくみ園』
〒369-1205埼玉県大里郡寄居町末野2044
電話:048-581-8050
http://www.hagukumien.or.jp/

『埼玉新聞』
http://www.saitama-np.co.jp/news10/12/03.html

ライター:野間能子 医療・スポーツ・美容・飲食など、ライフスタイル全般のプランニング、編集・執筆、商品企画などを行う。

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