DAISY

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誰もが自分らしく!『DAISY』

『読む』という行為は、まったく新しい知識に出会ったり、今まで知っていたことを再確認したりできる、素晴らしいアクションです。

読むことにより、こころに余裕が生まれ、生きがいを感じ、前向きに人生に取り組む意欲が湧いてきます。

『DAISY』という言葉を、お聞きになられたことはありますか?

『DAISY』は、Digital Accessible Information Systemの略で、日本語では、『アクセシブルな情報システム』と、訳されています。

ここ数年、視覚に障碍をお持ちの方や、通常の印刷物を読むことが困難な方々のために、カセットに代わるデジタル録音図書の国際標準規格として、50カ国以上の会員団体で構成する『デイジーコンソーシアム』(本部スイス)により、開発と維持が行なわれている情報システムのことをいいます。

『DAISYコンソーシアム』公認のオーサリングツールを使い、デジタル図書を作ることができますし、また、専用の機械やパソコンに、ソフトウェアをインストールして、再生をすることができます。

さらに国内では、点字図書館や一部の公共図書館、ボランティアグループなどで、『DAISY録音図書』が製作されており、主な記録媒体であるCD-ROMにより、貸し出しも行われています。

『DAISY』が、視覚に障碍をお持ちの方のほかに、学習に障碍をお持ちの方、知的な障碍をお持ちの方、精神に障碍をお持ちの方にとっても有効であることが、最近、国際的にも、広く認められてきています。

library_SLU Madrid Campus

Photo by SLU Madrid Campus

例えば、アメリカやスウェーデンの録音図書館などでは、ディスレクシアへの録音図書のサービスが行われています。

マルチメディア化した『DAISY図書』は、音声に、テキスト、および画像をシンクロ(同期)させることができるので、ユーザーは、音声を聞きながら、ハイライトされたテキストを読み、同じ画面上で絵を見ることもできます。

国内でも、平成13年度より、独立行政法人福祉医療機構の助成で、認知・知的な障碍をお持ちの方に向けた、『マルチメディアDAISY図書』の研究開発も進められていります。

財団法人日本障碍者リハビリテーション協会は、『DAISYコンソーシアム』の正会員である『日本DAISYコンソーシアム』の会員として、国内外の『DAISY』の開発と、普及に関わる活動をしています。

『DAISY録音図書』には、このような特徴があります。

(1)目次から、読みたい部分の章や節、任意のページに、飛ぶことができます。

(2)MP3など、最新の圧縮技術で、一枚のCDに、約50時間以上もの収録を行うことができます。

(3)W3Cの標準技術である、XHTML(webページを記述するための言語)、静止画や動画、テキストや音声を同期させる言語であるSMILを、『DAISY』の仕様に取り入れています。

(4)『マルチメディアDAISY図書』は、音声の中に、テキストや画像をシンクロ(同期)させることができます。

『DAISY規格』は、1994年に、スウェーデンで特許を得たのがはじまりです。

デジタル録音を利用し、また、ユーザーが、簡単にナビゲーションできるように、ドキュメントの構造化を導入するというアイデアでした。

その後、『DAISY仕様』は、さらに進化し、すでにスウェーデン、日本、イギリスおよびアメリカ合衆国をはじめとする多くの国々で、視覚に障碍をお持ちの方や、印刷物が読みにくい障碍をお持ちの方々に向けて、より柔軟性に富んだ快適な読書体験の提供に取り組んでいます。

すべての人が、同じように、同じ情報をシェアするために・・・、

技術の進歩が、コミュニケーションや理解の深まりをサポートしています。

※参考資料:『DAISY』
http://www.dinf.ne.jp/doc/daisy/index.html

ライター:野間能子 医療・スポーツ・美容・飲食など、ライフスタイル全般のプランニング、編集・執筆、商品企画などを行う。

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