障碍と防災

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準備しよう!『自閉症の人たちのための防災ハンドブック(支援をする方へ)』

 地震などの災害が起こったときに、発達障碍をお持ちの方の中には、他の方々と同じように、避難することが難しい場合があります。

 それぞれのご家庭で、「いざ災害があった時には、どう対処するか」について、平時に、話し合っておくことがとても大切です。

 家庭の中だけでなく、居住する自治体の中で、災害時の要援護者に対して、どのような対応を考えているかを知っておくことも重要です。

 その内容に対して、発達障碍をお持ちの方や、発達障碍をお持ちの方のご家族側から、自治体に要望していかなくてはいけないことも数多くあり、仲間とともに、取り組みをはじめている方々も少なくありません。

 もしも災害にあってしまった時のダメージを、最小限にするためにも、地域の方々と協力して、対策を作り上げておきましょう。

 『NPO法人 東京都自閉症協会』では、障碍をお持ちの方々の防災のために、活動しておられる団体や、役立ちそうな情報を紹介しています。

 中でも、『NPO法人 東京都自閉症協会』が制作された、『自閉症の人たちのための防災ハンドブック(支援をする方へ)』は、もしも災害にあってしまったときのさまざまな対処方法が丁寧に説明されています。

避難訓練_yto

Photo by yto

◆『自閉症の人たちのための防災ハンドブック(支援をする方へ)』

http://www.autism.or.jp/bousai/bousai-hb-siensyayou.pdf

 地震など、災害の多い我が国は、その度に、ご高齢の方や障碍をお持ちの方、乳幼児など、保護が必要な方々や、その家族・支援者(施設職員など)を含めて、被災情報は深刻なものです。

 中でも、自閉症の障碍をお持ちになられる方々は、とっさに人と気持ちを交わすことが難しく、災害時、突発的な状況の急変を読み取ることが厳しいことが少なくありません。

 自分の状況が判断しにくく、次の行動が分からない中での避難は、障碍をお持ちの方も、まわりの方も、双方が理解しあえるよう、相手のことを理解する気持ちが大切です。

 災害時や、救助にあたる際には、安否確認に関する注意点があります。

 また、気を付けること(怪我や病気、パニック対応など)、災害によりPTSD(外傷後ストレス障碍)などにも配慮が必要です。

 自治体には、『要援護者名簿』もありますので、普段から名簿への申請や、定期的な記載の確認などをしておくようにしましょう。

 避難所では、障碍をお持ちの方や、そのご家族に対する支援方法を理解することが重要です。

 避難所に専門スタッフを配置することや、具体的な生活の配慮、福祉避難所の設置の急務や就労されている障碍をお持ちの方に対する就労先との関係性もデリケートな問題です。

 中には、避難所など、大勢の方々がいらっしゃる場所に参加できない方も存在します。

 やむを得ず車中での宿泊をすることになったり、食事や毛布の配布など、急な団体生活へ順応することが厳しく、一般の方々とはまた違った意味での辛い思いをされることがあります。

 一言声をかけるときも、言葉の意味を取り違えたり、意志の疎通ができず、いらぬ誤解を生んでしまうこともあります。

 『自閉症の人たちのための防災ハンドブック(支援をする方へ)』は、いざというときに、そうした状況が生まれないように、『NPO法人 東京都自閉症協会』によって、丁寧に、分かりやすく制作されています。

 チェックポイントや気を付けることが、避難状況に合わせて説明されているので、とても安心です。

 いざというときの準備、いつも忘れず、心がけておきたいですね。

※参考資料:
『NPO法人 東京都自閉症協会』
http://www.autism.jp/etc_bosai.html

ライター:野間能子 ノーマ・プランニング。医療・スポーツ・美容・飲食など、ライフスタイル全般のプランニング、編集・執筆、商品企画などを行う。

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