ブラインドセーラー

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風を受けて進む!『ブラインドセーラー』

 視覚に障碍をお持ちの方にとって、ヨットのような大きな物を操ることができる『セーリング』は、とても心地よく、スポーツの醍醐味を味わえるものです。

 『ブラインドセーリング』とは、ブラインドセーラーが、ヘルム(舵)と、メインセール(大きい帆)を操作する、ヨット競技のことをいいます。

 晴眼者の方々を、『サイテッドセーラー』と呼び、『ブラインドセーラー』と『サイテッドセーラー』は、ひとつのヨットに一緒に乗り、チームメイトとして対等の立場でセーリングを楽しみます。

 お互いになくてはならない存在となって楽しむ『ブラインドセーリング』は、『ブラインドセーラー』にとっても、『サイテッドセーラー』にとっても、新しいセーリングの形であるといえるでしょう。

 関東地区では、神奈川は、シーボニアマリーナ、東京は、夢の島マリーナ、静岡・愛知地区は、浜名湖といった、計3ヶ所を拠点に、月に2~4日ほどの活動を行っています。

 協会に所属している『ブラインドセーラー』は、入会するまで、全くセーリングの経験がない人がほとんどです。

 セーリングを楽しんでみたいけれど、経験がないから心配だという方でも、安心して入会することができます。

 興味を持たれた方は、入会前に体験セーリングをして、自分に合うかどうかを確認することができますし、入会後も、ベテランセーラーが、基礎から、親切、丁寧に教えてくれますので心配はありません。

 『サイテッドセーラー』の方も、未経験の方でも構いません。

 セーリングだけでなく、ガイドボランティアや協会の事務、翻訳など、さまざまなお手伝いいただける方も募集しているので、まずは、そうしたサポートをしながら、セーリングを無理のない範囲で楽しみながら学んでいくのもおすすめです。

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Photo by ragnar1984

 『ブラインドセーリング』の世界選手権では、2人の『ブラインド(視覚に障碍をお持ちの方)』が、『ヘルムスパーソン(舵取り)』と、『メインシートトリマー(大きい帆を操る人)』を担当します。

 『ジブシートトリマー(小さい帆を操る人)』と、ブラインドの眼の役割(風の方向や状況説明)をする『スキッパー』を、『サイテッド(晴眼者)』が担当し、合計4人でセーリングをするのが基本です。

 レースは、B1クラス(全盲)、B2クラス(光覚手動)、B3クラス(弱視)に分かれ、障碍の状況に合わせてクラス分けをして行います。

 そもそも、『ブラインドセーリング』は、1980年後半、ニュージーランドでスタートしました。

 1992年、ニュージーランドのオークランドにて、『第1回ワールドブラインドセーリングチャンピオンシップ』が開催され、その後、第2回は1994年にオーストラリアで、第3回は1997年にイギリスのウェイマスでと、開催が続きました。

 『第3回ワールドブラインドセーリングチャンピオンシップ』には、『日本視覚障碍者セーリング協会』からも2チームが、日本代表として初参加し、ここから、日本のブラインドセーリングの歴史が始まりました。

 その後、1999年はアメリカのマイアミ、2002年はイタリアのガルーダ湖、2006年はアメリカのニューポート、2009年はニュージーランドのロトルア湖の大会に、3クラス、フルエントリーで参加し、健闘を続けています。

 「『ブラインドセーラー』と『サイテッドセーラー』が一体となり、力と心を合わせて、一緒にヨットを走らせ、レースを楽しみ、勝利の喜びを共にする。表彰式、祝賀パーティは、他のどのヨットレースにもないほど爽やかで感動的だ」と、数々の国際レースに参加したベテランセーラーが言っています。

 セーリングを経験された方も、経験されていない方も、視覚に障碍をお持ちの方も、そうでない方も、感動を共に味わうために、是非、『日本視覚障碍者セーリング協会』に問い合わせてみてはいかがでしょうか。

※参考資料:
日本視覚障碍者セーリング協会
http://www.jbsa.jp/about

ライター:野間能子 ノーマ・プランニング。医療・スポーツ・美容・飲食など、ライフスタイル全般のプランニング、編集・執筆、商品企画などを行う。

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