園芸療法士協会

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身体と心のリハビリに!『園芸療法士』

毎日の忙しさに疲れたとき、花を買って部屋に飾ってみるだけでも、心が癒されることがあります。

休日に庭の植木やベランダープランターの世話をするだけで、心はもちろん、運動不足の身体のケアにもつながります。

障碍をお持ちの方も、そうでない方も、リハビリや心のケアに、ガーデニングを始めとする園芸が有効だといわれています。

特に、社会の多様化、複雑化が急激に進み、新たな歪みが人間関係を複雑にしていることも、心身面に、さまざまな影響を与えています。

状況を少しでも緩和する一策として、自然に親しみ、植物とのかかわりを見直しながら生活の中に取り入れ、豊かさを確保することを提案しているのが『園芸療法士協会』です。

内閣府認証NPO法人『園芸療法士協会』では、『園芸療法』として、身近な植物を利用した園芸により、従来の園芸活動を越え、身体や心のリハビリや癒しへの手法として有効に活用することを提唱しています。

人々の社会復帰や生活の質(QOL)の向上に役立てる治療法として、『園芸療法』は、すでに欧米では広く認知され、活用されています。

園芸_T.Kiya

Photo by T.Kiya

『園芸療法』は、1812年、ベンジャミン・ラッシュにより、アメリカで始まりました。

心・身体・園芸の相互関係、園芸にもちいる植物、土壌づくり~繁殖~収穫のしかた、園芸機材の取り扱いなど、リハビリテーションとしての園芸に関する知識・技術を習得し、障害者や高齢者の心身の発達・回復をサポートできる人材を養成します。

自然の中で行われる『園芸活動』が、心身のリハビリの役割を担うことは、日常生活で、誰もが体験しています。

人間の五感の刺激し、無意識に自然を求め、癒されていくと考えられる『園芸療法』の効果には、物質的効果や心理的効果があるといわれ、また、予防医療としても注目されています。

さまざまな『園芸活動』は、障碍をお持ちの方のリハビリや、老人性痴呆などの症例に痴呆の進行を阻み、青少年においては自然を通した情操を高め、非行などの反社会的な行動を抑制することがいわれています。

日本でも、ようやく園芸療法という言葉が一般化されようとしています。

教育体制は、まだ十分ではなく、一部の教育機関が独自の履修コースを持つにすぎない中、『園芸療法士協会』は、『園芸療法』の普及と、指導者の育成を行ない、多くの方々に治療を施すべく『園芸療法士資格取得講座』を設置しています。

植物と人間の共生を促しながら、専門的知識と技能を提供する『園芸療法』を普及するために、人材を育成するなど、さまざまな取り組みを行なっています。

『園芸療法士』は、医療機関のみならず、一般的な社会においての空間の提供、ガーデン・園芸療法機器の開発、ケア観光事業など、さまざまな事業に関して、専門知識を提供することが可能です。

例えば、『園芸療法士協会』では、園芸療法ガーデンにて、障碍をお持ちの方々の状況に合わせた園芸療法メニューを計画、実施しています。

例えは、うつ病患者さんが3ヶ月(毎週1回療法)で社会復帰した実例や、脳卒中で半身不随になられた方が機能訓練として療法を受け、回復に向かわれている事例などがあります。

また、障碍をお持ちでない方々も心身の安定のため、予防として『園芸療法』を定期的に受けられているケースもあります。

また、「観光」+「予防医療的セルフケア」を組み合わせた体験型療法旅行『ケア観光』も行っています。

『園芸療法』を取り入れた『ケア観光』では、温泉や大自然など、豊富な観光資源のある場所だけでなく、身もこころも健やかになることで、植物との共生を目指しています。

専門施設(ガーデン)にて園芸療法を受ける、地元の人々とふれあい、地場の食べものをおいしくいただくといった内容を、旅行スケジュールに盛り込んでいます。

ストレスの多い日常生活からほんの少し抜け出し、植物に癒されたい方、また、『園芸療法』に興味のある方など、一度、体験されてみてはいかがでしょうか。

※参考資料:
『園芸療法士』
http://www.engeiryohoshi.or.jp/

ライター:野間能子 ノーマ・プランニング。医療・スポーツ・美容・飲食など、ライフスタイル全般のプランニング、編集・執筆、商品企画などを行う。

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