NPOデジタル編集協議会ひなぎく

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読書の楽しさを!『NPOデジタル編集協議会ひなぎく』

 本を開くと、新しい世界へ連れて行ってくれる・・・、初めてに出会う旅の入口が読書ではないでしょうか。

 視覚に障碍をお持ちの方をはじめ、学習障碍、知的障碍、高齢のため通常の読書が困難な方などのために、CDによる読書を提供しているのが、『デジタル編集協議会ひなぎく』です。

 『デジタル編集協議会ひなぎく』では、DAISYシステムを用いて、学習障碍をお持ちのお子さまや、読み書き、計算の発達に障碍をお持ちのお子さまに有効な学習手段を提供しています。

 視覚に障碍をお持ちの方で、少しだけ見える方々にとどまらず、学習障碍をお持ちの方々へも情報提供の輪を広げています。

 『デジタル編集協議会ひなぎく』では、「うちの子だけの本を頼んで、いいのかしら?」と悩まず、どうぞ遠慮なくリクエストしてくださいと告知しています。

 「こんな個所はこのように作って」と、それぞれのご希望を受け付けながら、その方に合わせたCDを制作しています。

 親御さんや先生など、DAISYシステムが初めての方には、どのようなマルチメディア図書なのか、サンプルをお送りしながら、よりよい勉強機材を、共に創り上げたいと願っています。

 制作したCDが、お子さまの心を癒し、興味を沸かせる、有効な自習教材として役立つよう一生懸命取り組んでいます。

Reading Room_Steve Kwan

Photo by Steve Kwan

 DAISYシステム(Digital Accessible Information System アクセシブル情報システム)は、視覚に障碍をお持ちの方のための、カセットテープの替わりの長時間収録できるCD図書を作るシステム「初代デイジー」として誕生しました。

 DAISYシステムが国際標準としてIFLA(国際図書館協会連合)のSLB(Section of Library for the Blind 盲人図書館部会)で「標準」とされてから、デイジーコンソーシアム(国際共同開発機構)が結成され、DAISY仕様2.0が開発されました。

 クローズではなくオープンなシステム(ADPCM2→WAV)、インターネット標準技術の採用(SMIL 1.0)を保有する、国内で提供されているSigtunaDAR3は、最初からDAISY仕様2.0に基づいて開発されたアプリケーションで、仕様2.0はマルチメディア対応ですから、音声のみの図書から、フルテキストにイメージをもシンクロ(同期)させた図書までを作ることができます。

 マルチメディアを使った表現(音声・テキスト・イメージ画像)ができることから、弱視者(35万人の半数は見えます)だけではなく、学習障碍、知的障碍、その他、何らかの障碍のために通常の読書が困難な方から、ご高齢の方々まで、使用可能な図書といわれています。

 「DAISY eBOOK」として、一般的に市販されているものもあります。

 デイジーコンソーシアムでは、動画も扱えるようになる仕様3.0の開発が行われていましたが、2002年3月に「ANSI/NISO z39.86-2002」として、アメリカの標準として成立し、現在に至っています。

 インターネット標準技術によるデータであることから、OSを問わず活用ができ、将来、webサイトからのダウンローディングなども視野に入っています。

 『デジタル編集協議会ひなぎく』では、以前から、『音訳入門』という小論を発行し、「視覚に障碍をお持ちの方へのDAISYシステムの貸出しではなく、手元に置ける本を提供しよう!」をスローガンにすすめてきましたが、パソコンの普及とともに、「学習障碍やディスレクシア、お年寄りにもマルチメディアタイプのDAISY図書を届けよう!」と、時代に合わせて進化し、新しい取り組みに果敢に挑戦しています。

 1999年当時に書かれたものを加筆訂正された『音訳入門』は、WEBサイトでも見ることができます。

 社会の変化とともに、常に新しく生まれ変わる『デジタル編集協議会ひなぎく』とDAISYシステムに、注目したいですね。

※参考資料:
『NPOデジタル編集協議会ひなぎく』
http://www.daisy.gr.jp

ライター:野間能子 ノーマ・プランニング。医療・スポーツ・美容・飲食など、ライフスタイル全般のプランニング、編集・執筆、商品企画などを行う。

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