世界中で600万回以上も再生!『やればできるさ Yes,You Can』

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世界中で600万回以上も再生!『やればできるさ Yes,You Can』

 2006年9月、動画共有サイト「YouTube」に、1本の動画がアップロードされました。

 バックミュージック「キリストは生きている」が流れる中、親子が協力し合い、アイアンマンレース(トライアスロン)で泳ぎ、自転車をこぎ、走り抜けていきます。

 この動画は瞬く間に話題となり、世界中で600万回以上も再生されることになりです。

 それが、主婦の友社から出版された『ホイト親子、夢と勇気の実話 やればできるさ Yes,You Can.』(ディック・ホイト/著、大沢章子/訳、主婦の友社/刊)の著者、ディック・ホイト氏父子です。

 ディック・ホイト氏自身が、長男のリック氏の誕生から、子育て、就学、レースへの挑戦など、立ちはだかる様々な壁を「Yes , You Can.」の精神で打ち破ってきたノンフィクション作品は、障碍をお持ちのお子さまをお持ちの親御さんに、いつも勇気を夢と希望を与えてくれます。

 人生に不可能はないことを自らの行動で、息子と世間に示し続けた父親の愛の物語は、ディック・ホイト氏が、1977年、37歳のとき、脳性麻痺の息子リック氏の車いすを押し、チャリティ・マラソンに初めて参加したときからはじまります。

 それ以来、常に親子一緒に、ボストンマラソンやトライアスロン、鉄人レースなど、さまざまなレースに1,000回以上も、脳性麻痺の息子リックの車いすを押しながら出場し、常に好記録を出し続けるホイト親子。

 当時から、チーム・ホイトと呼ばれる父子は、一部のアスリートの間ではよく知られた存在でしたが、「YouTube」で紹介されてからというもの、ふたりのもとには、感動した、前向きに生きる勇気をもらった、という手紙やeメールが数えきれないほど寄せられています。

triathlon_Gilles FRANCOIS

Photo by Gilles FRANCOIS

 幼少期、リック氏は脳性麻痺と診断され、身体の動きに一生問題が残るという運命を課せられてしまいました。

 脳性麻痺のため身体の一部は動きませんでしたが、リック氏はスポーツが大好きな少年でした。

 言葉はしゃべれないものの、ユーモアセンスがあったリック氏が、父親であるディック氏に「車いすを押してレースに出て欲しい」とお願いしたのは、リック氏が15歳、ディック氏が37歳のときです。

 四肢麻痺となってしまったアスリートのためのチャリティレースに、一緒に出て欲しいといわれ、父親のディック氏はすぐに息子に約束します。

 しかし、その時、ディック氏は運動などほとんどしたことがない生活を送っていて、まわりの方々は、本当にそれが実現できるなんて誰も思わなかったそうです。

 チャリティレースに出場して、四肢麻痺となったその青年を助けたい・・・、思うように動かない身体に閉じ込められている誰かを、重い医療負担を強いられている一家を助けたい・・・。

 しかし、車いすを押して走るのは簡単なことではなく、メタボ体型の父親と、障碍を持った息子はまさによろめきながら走ります。

 しかし、みごとレースを完走し、さらに、ビリではなかったのです。

 このマラソンレースへの参加は、その後の一家を大きく変えていきます。

 ときには、レースの主催者側が、車いすでの参加を拒絶する空気もありましたが、そんな中、ディック氏が言ったのは、「父親が車いすで息子を無理やり参加させているのではなく、むしろ息子の方が、自分をレースに引きずり出しているのだ」ということでした。

 実際に走りたがっているのは、リック氏の方だったのです。

 自分たちがワクワクすること、楽しむことを思い切ってやることが、その人の人生を大きく好転させることになる・・・。父子が挑戦してきたのは、こうした共通の想いがあったからです。

 父子でワクワクすることに一緒にチャレンジを続けたい・・・。

 父子の想いは、その後まわりの方々も巻き込んで好転していき、感動が感動を呼び、そのパワーは世界中をひとつの気持ちで繋げています。

 チーム・ホイトの素晴らしさに、本や「YouTube」で触れてみてはいかがでしょうか。

※参考資料:
主婦の友社た『ホイト親子、夢と勇気の実話 やればできるさ Yes,You Can.』
https://www2.shufunotomo.co.jp/webmado/detail/978-4-07-278066-4

ライター:野間能子 ノーマ・プランニング。医療・スポーツ・美容・飲食など、ライフスタイル全般のプランニング、編集・執筆、商品企画などを行う。

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