柔道が強くなりたい!「日本視覚障碍者柔道連盟」

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柔道が強くなりたい!「日本視覚障碍者柔道連盟」

 相撲などのように、日本の国技とされるスポーツはそれほど多くはありません。

 日本古来より存在する国技は、ただスポーツとして勝敗をつけるだけでなく、道(どう)として精神を鍛えるための動きなども含まれています。

 礼儀作法や心身の鍛錬など、日本文化のひとつとしてとらえられ、時には神様に奉納するための神事としてとらえられることも少なくありません。

 相撲と同じように日本の国技として有名なのが、柔道です。

 柔道は、学生時代、男子は体育の授業にも取り入れられるなど、幼い頃から誰もが自然な流れで柔道に取り組める環境が整えられています。

 それは実は日本に限ったことでもないのです。

 遠くはイギリス、ロシア、アメリカなども、腸内に柔道場などが存在し、男性も女性も老いも若きも柔道を楽しみ、柔道を愛しています。

 国際大会でも日本以外の国の方も、日頃の練習の成果を発揮し、たくさんのメダルを受賞していますね。

 国技がこんなにも多くの国で楽しまれていることに誇りを持ちますね。

 障碍をお持ちの方が思い切り柔道を楽しむ機会を設けるために、視覚に障碍をお持ちの方の柔道に取り組んでいらっしゃるのが、『NPO法人日本視覚障碍者柔道連盟』です。

無声堂 by (c)Tomo.Yun

Photo by (c)Tomo.Yun

 『NPO法人日本視覚障碍者柔道連盟』は、嘉納治五郎師範により、1882年(明治15年)に「講道館柔道」が創始されて以来、日本全国はもとより、世界中に瞬く間に広がり、多くの愛好家を生み出してきました。

 柔道は、健常者と視覚に障碍をお持ちの方が、比較的、大きな工夫を伴うことなく練習や試合ができることから、実は昔から、視覚に障碍をお持ちの方が、健常者とともに練習を続けていました。

 視覚に障碍をお持ちの方の柔道は、基本的に、健常者の柔道とあまり変わりません。

 段位は、健常者同様、講道館で取得します。

 競技は、お持ちの障碍の状況により区分することなく、体重別で行われます。

 試合規定は、国内大会も国際大会も、すべてIJF(国際柔道連盟)の試合審判規定のもと、IBSA(国際視覚障碍者スポーツ協会)柔道試合規則、及び、大会申し合わせ事項によって行われます。

◆試合は両者がお互いに組んでから主審が「はじめ」の宣告をすること

◆試合中両者が離れたときは主審が「まて」を宣告し、試合開始位置に帰ること

◆場外規程は基本的に適用しません。但し、故意に利用した場合には、障碍の程度に関係なく適用されることがあります

 また、1981年にIBSA(国際視覚障碍者スポーツ協会)が結成されてからは、世界選手権、地域選手権(アジアはフェスピック・アジアパラリンピック)、パラリンピックなどの国際 大会が盛んに行われるようになりました。

 1986年には、『日本視覚障碍者柔道連盟』が設立され、同年11月に 講道館において皇太子殿下(現天皇陛下)をお迎えし、『第1回全日本視覚障碍者柔道大会』も開催されました。

 この大会を期に、パラリンピックをはじめ多くの国際大会に選手を派遣し、輝かしい結果を残してきています。

 1988年ソウルパラリンピック大会から正式種目になった『視覚障碍者柔道』は、大会を重ねるごとに規模を拡大し、各国選手の参加意識を高め、技術の向上を図っています。

 2004年のアテネパラリンピック大会からは女子の柔道競技も正式種目になります。

 諸外国においても、ヨーロッパ・アジアを中心に、組織体制を強化し選手育成が急速に進んできています。

 障碍をお持ちである選手もそうでない選手も一緒になって、世界中の方が柔道を楽しんでくださる姿は本当に素晴らしいですね。

 国技である日本人は、もっと自分の国のスポーツであることを意識し、今以上に柔道に造詣を深めることが必要かもしれませんね。

※参考資料:
「日本視覚障碍者柔道連盟」
http://judob.or.jp/

ライター:野間能子 ノーマ・プランニング。医療・スポーツ・美容・飲食など、ライフスタイル全般のプランニング、編集・執筆、商品企画などを行う。

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