風を切って走れ!『日本パラサイクリング選手権』

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風を切って走れ!『日本パラサイクリング選手権』

 障碍をお持ちの方のためのスポーツには、さまざまな種類の競技があります。

 パラリンピックで世界とともに競い合う種目もあれば、一般的な競技を障碍の状況に応じてカスタマイズした、オンリーワンの競技も存在います。

 さまざまな競技を通じて、日々、身体はもちろん、精神を鍛え、仲間とともに気持ちを通じあわせ、明日の勝利に向かう努力は、多くの方々に感動を与え続けています。

 障碍をお持ちの方のスポーツの中に、自転車を使った競技として『パラサイクリング』があります。

 『パラサイクリング』には、ロード、トラックともに、タンデム自転車(二人乗り)を使った競技など、さまざまな種目があります。

 タンデム自転車の場合は、前席にはパイロットと呼ばれる健常者が乗り、後席にはストーカー(機関車の火夫の意)として、視覚に障碍をお持ちの方が乗って、スピードを競い合う競技があります。

 互いに助け合い、信頼し合ってこそ最大のパフォーマンスが発揮できる競技として、多くの方々の注目を集めています。

 『パラサイクリング』の競技をされている方には、生まれつき視覚に障碍をお持ちの方もたくさんいらっしゃいます。

 健康のために体を動かし、体操をしたり、走ったりするうちに、自転車競技に目覚められる方も少なくありません。

 ただ自転車をこぐだけでなく、トラック競技ですから、試合に勝つための駆け引きも大切になってきます。

自転車_Sig.

Photo by Sig.

 自転車に同乗している方と息を合わせ、いつダッシュをかけるか、コーナーを曲がるときの身体の倒し方、パワーを温存しながらも、敵に対してのアプローチをしかける・・・。

 ただ自転車に乗ることを楽しむだけではありません。

 競技として勝ち進んでいくためには、多くのことを学び、話し合い、実践し、身体を創り上げる必要があります。

 オリンピックの自転車競技を見ると、あまりのスピードに、驚いてしまいます。

 『パラサイクリング』は、こうしたスピードはそのままに、タンデムを組む仲間とバランスを取りながら勝利に向かっていく素晴らしいスポーツです。

 日本でも、さまざまな場所で『パラサイクリング大会』が開催されています。

 『パラサイクリング』の日本の有名選手の中には、2010年バンクーバー冬季パラリンピックに出場し、クロスカントリースキー日本代表として将来を嘱望されていた鹿沼由理恵さんがいらっしゃいます。

 練習中の怪我により暗転した彼女の競技人生でしたが、春を迎えた生命のように力強く、弾けるように怪我を乗り越え、『パラサイクリング』選手として大きく生まれ変わった軌跡には、誰もが心打たれるものがあります。

 「国際大会に出たい」「表彰台に立ちたい」というあくなき渇望が、2016年リオデジャネイロ夏季『パラリンピック』へと駆り立て、今も精力的に練習に取り組んでいらっしゃいます。

 是非、一度、選手の晴れの姿を観て、試合に感動しに、出かけてみてはいかがでしょうか。

※参考資料:
『一般社団法人 日本パラサイクリング連盟』
http://www.jpcfweb.com

ライター:野間能子 ノーマ・プランニング。医療・スポーツ・美容・飲食など、ライフスタイル全般のプランニング、編集・執筆、商品企画などを行う。

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