世界で助け合うために『シャプラニール』

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世界で助け合うために『シャプラニール』

 「特定非営利活動法人シャプラニール=市民による海外協力の会」(シャプラニール)とは、1972年に設立された、特定の宗教、政治、企業、団体には属さない、日本の国際協力NGO(Non-Governmental-Organization)です。

 『シャプラニール』は、南北問題に象徴される現代社会のさまざまな問題、とりわけ南アジアの貧しい人々の生活上の問題解決に向けた活動を、現地と日本国内で行い、「すべての人々がもつ豊かな可能性が開花する社会の実現」を目指して活動しています。

 『シャプラニール』とは、活動の原点であるバングラデシュの言葉・ベンガル語で、「睡蓮の家」という意味で、シャプラ(睡蓮)は、バングラデシュの国花にもなっています。

 『シャプラニール』では、障碍をお持ちの方の社会的地位、および経済状況の改善支援についても取り組んでいます。

 これまでも、障碍をお持ちの方を対象に、リハビリテーション支援や補装具の提供、収入向上支援、地域住民への働きかけを行ってきました。

 今後もさらに、障碍をお持ちの方の抱える現実を、行政・学校関係者・地域住民へ訴える啓発活動について、規模を拡げて取り組んでいきます。

 また、障碍をお持ちの方のグループを通じて、障碍をお持ちの方自身が地域社会に直接声を届けられるよう支援していきます。

 世界の障碍をお持ちの方々は、自分たちに関わる権利や制度についての知識を知る機会が少なく、ときには経済的に厳しい生活を送らざるを得ない状況になることが少なくないといわれています。

 また、行動手段もないことから、社会から疎外されがちです。

Photo by Hoa Trai Viet Nam

 『シャプラニール』では、障碍をお持ちの方のために、基本的なリハビリテーションの機会を提供します。

 身体、聴覚、視覚、知的といった、異なる障碍をお持ちの方々が参加するグループ活動を支援し、行政や学校との連携を促進し、家族に対しても、障碍問題についてのカウンセリングを行います。

 教師、行政、NGO、地域のリーダーたちと、郡レベルで活動を共有し、学校の教師、学校運営委員会(日本の教育委員会とPTAをあわせたようなもの)とミーティングを行い、障碍をお持ちのお子さまに対する、学校の環境づくりや活動に関して意識を高めます。

 同じく、地域の人々に、障碍をお持ちの方の状況について幅広く伝えるため、独自のシナリオによる村芝居を行います。

 『シャプラニール』では、直接支援するだけではなく、現地の人々が人々を支援する流れを作り出すための働きかけに力を入れ始めています。

 現地では、パートナー団体がマスメディアを通じて社会に働きかけたり、行政と連携したりするための働きかけの技能(ファシリテーション技能)を高めていくための協力も開始しました。

 活動の成果も少しずつ現われ、バングラデシュでは、ストリートチルドレンのドロップ・インセンターの給食に必要な食材のほとんどを、地域の商店主などからの現物寄付でまかなえるようになったり、家事使用人として働く少女たちへの支援では、支援センターで行う料理教室の先生を、地域の人々が担うなどの協力が得られたりしています。

 もともとはバングラデシュの農村の暮らしを良くしようという思いでやってきましたが、現地で活動していると、これは人ごとではない、自分たちの問題だなと感じられてきます。

 バングラデシュを通して日本を見ることで、農村の問題やストリートチルドレンの問題を、日本の問題とどうつなげていくか・・・そういう視点も大切にしています。

 こうした活動に対して、『シャプラニール』は、これまでに吉川英治文化賞、東京弁護士会人権賞、外務大臣特別表彰、毎日国際交流賞、朝日社会福祉賞、沖縄平和賞を受賞していますし、また、中学校や高等学校の教科書にも活動の様子が掲載されています。

 どういう活動が世界を平和にしていくのか、改めて考えてみたいですね。

※参考資料:
『シャプラニール』
http://www.shaplaneer.org/

ライター:野間能子 ノーマ・プランニング。医療・スポーツ・美容・飲食など、ライフスタイル全般のプランニング、編集・執筆、商品企画などを行う。

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