おいしく、たのしく!『ワークショップ ほのぼの屋』

よかったら、シェアして下さい。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

おいしく、たのしく!『ワークショップ ほのぼの屋』

 2002年4月26日のオープン以来、多くのお客様に喜ばれ、感動を与えているのが、『CAFE RESTAURANT ほのぼの屋』です。

 京都府の北部、舞鶴湾を一望できる絶好のロケーションと、自慢のフレンチ料理を提供し、ランチやディナー、レストラン・ウエディング、グループでのパーティーなども受け付けています。

 舞鶴市まちづくりデザイン賞を受賞した2階建ての建物の入口の先には海が広がり、駐車場にクルマを止めて店内に向かうお客様の期待感を盛り上げてくれます。

 ドアを押して店内に入ると、モノトーンのユニフォームを着飾ったウェイターが迎え、半分は吹き抜けで、海に面して2階部分までガラス張りになった開放感のある店内から、見事な景色を楽しむことができます。

 ランチタイムやディナータイムになると、あっと言う間に満席になるほど人気のある『ほのぼの屋』は、ゆとりを持って配置されているテーブル席で、ゆっくりと会話と食事を楽しむことができます。

 近隣では知らない人がいないほど評判のレストランで、多くの常連客は『ほのぼの屋』が精神に障碍をお持ちの方が働いていらっしゃるレストランであることをご存知ですが、接客サービスも礼儀正しく丁寧に提供され、楽しい食事のひとときを過されています。

 障碍をお持ちの方が働くフレンチレストラン『ワークショップ ほのぼの屋』は、もともとは30年前に開設された、小規模作業所『まいづる共同作業所』から発展しました。

 以前は竹ボウキづくりや木工・縫製作業などの下請け作業をおこなっていました。

 「報酬を、あげることはできないか」という利用者の声で、1998年、「第2まいづる共同作業所」古本屋を基点にしながら、さまざまな企業へ出向して作業を開始し、平均5万円の給料が支払えるようになりました。

 古本屋のオープンにより、接客を通じていきいきと働く障碍をお持ちの方の姿に気づき、「誰もが入りやすく、障碍をお持ちの方が、店とともに成長していける商売ができないか」という関係者の思いが、フレンチレストランの開業へと発展しました。

 レストランプロジェクトに共感された、設計士やホテルの接客インストラクター、一流ホテルの総料理長を経験したシェフなど、その道のプロフェッショナルがプロジェクトメンバーとして集まり、国、京都府、舞鶴市の助成金に加え、市民からの募金も集まり、舞鶴湾を見下ろす高台に建設許可が下り、レストラン建設に取り組みました。

Photo by avlxyz

 『カフェレストランほのぼの屋』は、午前10時から デザートとティータイム、午前11時30分から午後1時までがランチタイム、午後1時から午後3時が デザートとティータイム、午後6時から午後9時までがディナータイムです。

 20人の障碍をお持ちの方が、シフトを組みながら、厨房での皿洗い、テーブルクロスのアイロンがけのほか、給仕やレジ係など直接お客様と関わる仕事を担当しています。

 プロの接客インストラクターによるトレーニングを受けながらも、素人からスタートした方々にとっては、レストランをまわすのが精一杯の時期も続いたそうです。

 しかし、連日連夜、大盛況が続き、誰も助けてくれない、誰も教えてくれない状況が続く中で、障碍をお持ちの方々が自分たちで考えるようになり、『ほのぼの屋』の貴重な戦力に変わります。

 今では、障碍をお持ちの方が予約状況からシフトを組み、どう配置していけば良いか、考えるまでに成長しています。

 『ほのぼの屋』の売上は、開業以来、毎年5000万円で推移していましたが、2008年度には6500万円に達しています。

 レストランウェディングが好調で、新郎新婦に招かれた友人・知人が再び披露宴を『ほのぼの屋』で開催するなど、口コミだけで毎月5~6本のレストランウェディングの予約が入っています。

 障碍をお持ちの方の本格フレンチレストランという発想や、レストランウェディングの展開など、『ほのぼの屋』の取り組みは、福祉の未来を明るく照らしてくれるケースとして多くの方々に注目されています。

※参考資料:
『ワークショップ ほのぼの屋』
http://www.honobonoya.com/

『WAM net』
http://www.wam.go.jp

ライター:野間能子 ノーマ・プランニング。医療・スポーツ・美容・飲食など、ライフスタイル全般のプランニング、編集・執筆、商品企画などを行う。

スポンサードリンク

よかったら、シェアして下さい。

フォローする