みんなで讃えよう!『沖縄コロニー大賞』

よかったら、シェアして下さい。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

みんなで讃えよう!『沖縄コロニー大賞』

 『沖縄コロニー大賞』とは、1996(平成8)年、社会福祉法人沖縄コロニーの法人創立40周年を記念し、創設された賞です。

 自立への努力や、社会・文化・芸術・スポーツ等の活動が顕著で、今後一層の活躍が期待できる障碍をお持ちの方、あるいは団体を対象に選考し、毎年12月9日の障碍者の日に正賞と副賞を贈呈しています。

 沖縄コロニーは、1956(昭和31)年10月、結核回復者有志が集い結成した「沖縄療友会」がその前身で、結核回復者のアフターケア事業としての更正援護事業に取り組んできました。

 さらには、地域から結核をなくす啓蒙運動や実践活動、本土治療への送り出しなど、全県に幅広く展開してきました。

 1972(昭和47)年4月、沖縄の本土復帰を契機に、立ち後れている社会福祉事業を広く展開するため「社会福祉法人 沖縄県厚生事業協会」に組織・名称を改めました。

 身体に障碍をお持ちの方、ご高齢の方等の福祉対策に取り組み、施設運営をはじめとして、積極的に福祉事業を推進しています。

 1994(平成6)年4月、21世紀への展望の中で法人名称を「社会福祉法人 沖縄コロニー」に改めました。

 現在では、障碍をお持ちの方の支援施設や、特別養護老人ホーム等の介護事業を運営し、利用者・従事者合わせて約1,500名を数える社会福祉法人です。

Photo by typexnick

 社会福祉法人 沖縄コロニーの前身である沖縄療友会は、結核予防のための啓蒙活動、回復者アフターケア事業や本土治療への送り出しなど1人でも多くの方を結核から救い、社会復帰させるため、患者の側から運動をおこしてきた団体です。

 沖縄療友会から発展した『沖縄コロニー』は、当事者が創設し半世紀以上、県内の福祉・医療に貢献してきた法人であり、常に、当事者の視点で運営に取り組んでいます。

 当事者主体はコロニー精神としての原点であり、福祉と医療の連携を図り、利用者第一優先の考え方のもと「利用者のしあわせ、職員のしあわせ、地域社会のしあわせ」という、3つの「しあわせ」の実現を目指しています。

 自立への努力が顕著で、社会・文化・芸術活動が活発な障碍をお持ちの方に贈呈される「第18回沖縄コロニー大賞」には、異なる障碍をお持ちの方々が、音楽活動をするバンド「ケントミファミリー」の代表・我如古盛健さん(57)=うるま市=が選ばれました。

 我如古さんは、学生時代、相撲や柔道で国体などに出場し活躍されていましたが、44歳のとき、筋力が衰えていく病「神経原性筋萎縮症」の発症を告げられました。

 その後、音楽活動を始め、乳がんの再発と向き合う比嘉富子さんと「ケントミ」を結成し、昨年、比嘉さんの他界で活動を一時休止するも「ケントミファミリー」として再出発されています。

 現在は、聴覚に障碍をお持ちの方や、脳性まひの方々など、約30人を率いて、県内外でライブを通じて、人々に感動を与えています。

 2013年4月には、特定非営利活動法人(NPO)も設立し、さらに意欲的に活動を盛り上げています。

 選考理由は、「障碍をお持ちの方や、その家族の生き方の模範になる」。

 我如古さんは、「今が一番幸せ。県外、海外などできるだけ外に出ていきたい。いつかは(活動が)できなくなるので、できるところまで頑張ります」と、病と向き合いながらも活動を広げる決意を新たされたそうです。

 日々、活動に取り組まれている障碍をお持ちの方々に、勇気と希望の光をあてる『沖縄コロニー大賞』を、これからも、ぜひ、注目していきたいですね。

※参考資料:

『沖縄コロニー大賞』
http://www.okicolo.or.jp

『琉球新報』
http://ryukyushimpo.jp/

ライター:野間能子 ノーマ・プランニング。医療・スポーツ・美容・飲食など、ライフスタイル全般のプランニング、編集・執筆、商品企画などを行う。

スポンサードリンク

よかったら、シェアして下さい。

フォローする