手作りがおいしい!『おかしBOXいかさ』

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手作りがおいしい!『おかしBOXいかさ』

 障碍をお持ちの方々の手作りクッキーを箱詰めして販売する『おかしBOXいかさ』が、岡山県南西部の井笠地域ではじまりました。

 拠点施設に菓子箱を置くだけの人出がかからない“無人販売所”方式なのが特徴で、障碍をお持ちの方の自立に向けた試みとして成果が期待されています。

 岡山県が2013年度から取り組んでいる「障碍をお持ちの方の自立に向けた所得向上計画」のひとつで、備中県民局が呼びかけてスタートしました。

 授産業務を行う井笠地域内の福祉施設など6事業所が参加し、障碍をお持ちの方が作った約30種類のクッキーやラスクを、専用のボックスに20袋ずつ詰め合わせています。

 現在は、岡山県民局井笠支局や笠岡市役所など、5市町にある官公庁施設11カ所にボックスが置かれており、ほしい人が1袋100円で好みの菓子を選び、備え付けの入金箱に代金を入れています。

 ボックスの菓子は1週間ごとに補充し、売上金は携わった障碍をお持ちの方に還元しています。

 “無人販売所”方式を採用したので、店頭に立つなど、販売するために人手を割く手間を省けるのが大きな利点です。

 クッキーには、笠岡湾干拓地で育ったヒマワリの種などのご当地色もあり、今後は、レパートリーも増やしていくとのことです。

 岡山県民局福祉振興課は、「新たな協力施設を募り、製造量を安定させて設置先も増やしていきたい」と抱負を語っています。

Photo by Rubyran

 『おかしBOXいかさ』事業は、2013年10月1日~2014年3月31日の間、井笠地域(笠岡市、井原市、浅口市、里庄町、矢掛町)の市町庁舎、社会福祉協議会、民間企業、岡山県備中県民局井笠地域事務所等で実施されています。

 井笠地域障害者自立支援協議会に参加している、井笠地域の複数の就労継続支援B型事業所等が連携し、各事業所で働いている障碍をお持ちの方が製造したお菓子(クッキー、ラスク等)を、箱(おかしBOX)に詰め合わせ、官公庁・民間企業等に運搬・設置し、無人販売所方式で販売する仕組みを支援し、売上増加、工賃向上を目指しています。

 この事業は、就労継続支援B型事業所で働く障碍をお持ちの方の「工賃向上計画」を含む、「岡山県障碍をお持ちの方の自立に向けた所得向上計画」(2013年5月20日施行)に位置付けられている「支援のための具体的方策」に沿って進められています。

 また、「就労継続支援B型事業所」とは、障碍者総合支援法の規定に基づき指定を受けた、一般企業への就労が困難な障碍をお持ちの方に対し、生産活動、その他の活動の機会の提供し、一般企業への就労に必要な知識、及び、能力の向上のための訓練等の支援を行う事業所です。

 こころを込めてつくられた美味しいお菓子が、地域をひとつにして、そこに住まれる方みなさんの生活の向上のために販売されています。

 無人販売所では、今日もおいしいお菓子が置かれ、それを心待ちにしている方が、ひとつ、またひとつと購入されていく、地域の輪がひろがっています。

【関連記事】
※参考資料:
『おかしBOXいかさ』
http://www.pref.okayama.jp/site/12/350899.html

『産経新聞』
http://sankei.jp.msn.com/

ライター:野間能子 ノーマ・プランニング。医療・スポーツ・美容・飲食など、ライフスタイル全般のプランニング、編集・執筆、商品企画などを行う。

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