社会福祉法人『東京ヘレン・ケラー協会』

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社会福祉法人『東京ヘレン・ケラー協会』

 『社会福祉法人東京ヘレン・ケラー協会』は、1950年に発足し、同時に、『ヘレン・ケラー学院』を開校し、あんま科からはり師、きゅう師の養成へと拡大してきました。

 また、視覚に障碍をお持ちになられる方への情報伝達に欠くことのできない「点字」の充実をはかるため、1968年に点字出版所、1974年に点字図書館を開設し、視覚障碍者福祉の総合施設として代表的な存在となっています。

 『ヘレン・ケラー記念音楽コンクール(第50回までは全日本盲学生音楽コンクール)』は、協会発足以来、毎年開催し、視覚に障碍をお持ちになられる児童・生徒らの音楽家への登竜門の役割を果たしてきました。

 1982年には、海外盲人交流事業をスタートさせ、国際交流という時代の要請にいちはやく応えています。

 『ヘレン・ケラー学院』は、私立東京同愛盲学校を母体とし、厚生大臣認可の養成施設として1950年に開設されました。

 1986年に、東京都新宿区長から専修学校の認可を受け、中卒以上の学歴を有する、高等課程(5年)と、高卒以上の学歴を有する専門課程(3年)があり、主に、東京都、埼玉県、さいたま市から委託を受けた学生が勉強に取り組んでいます。

 卒業修了時に国家試験を受け、あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師を取得し、開業あるいは病院、治療院、ヘルスキーパーとして勤務し、平成25年現在、卒業生の累計は1,889人に達しています。

Photo by außerirdische sind gesund

 『社会福祉法人東京ヘレン・ケラー協会』では、英国から固型点字印刷輪転機を輸入し、1968年に、点字出版所を開設しました。

 衆・参両院議員選挙の点字広報をはじめ、全国の盲学校で使われる文部科学省著作・点字教科書、各地方公共団体発行の点字広報等を受託・印刷しています。

 1972年秋には、固型点字印刷輪転機の2号機を輸入・導入し、『社会福祉法人東京ヘレン・ケラー協会』が、独自に編集する月刊誌『点字ジャーナル』、半月刊(月2回発行)の『ライト&ライフ』を発行すると共に、点字図書も継続的に発行し、わが国で最も規模の大きい点字出版所として、点字文化の一翼を担っています。

 同じく、1979年には録音事業をスタートし、録音図書を制作・発行すると共に、地方公共団体の「声の広報」や「声の便利帳」なども受託・製作しています。

 『身体障碍者福祉法』に基づき、1974年に開設した視覚に障碍をお持ちの方のための図書館が『点字図書館』です。

 東洋医学関係をはじめとする、利用者のニーズに沿った図書の充実を目指し、点字図書・録音図書の製作と貸し出しを行っています。

 点訳・音訳ボランティアの養成と技術の向上にも努め、さらに、中途視覚障碍をお持ちの方に点字を普及するための『点字講習会』など、視覚に障碍をお持ちの方の福祉向上のための様々な事業をおこなっています。

 また、視覚に障碍をお持ちの方の介護に必要な知識と技術を学ぶ講座として、目の不自由な方の外出や活動をお手伝いする『視覚障碍者移動支援従業者』(ガイドヘルパー)の不足をサポートするために取り組んでいます。

 『東京ヘレン・ケラー協会』は、ヘレン・ケラー女史の高邁な精神を掲げ、半世紀にわたって視覚に障碍をお持ちの方の自立支援一筋に取り組んできました。

 視覚に障碍をお持ちの方が必要に応じ、安心して外出できる介護体制づくりに貢献することは、視覚に障碍をお持ちの方の自立と社会活動への参加を積極的に推進することであり、このことはヘレン・ケラー女史の遺志に沿うものです。

 「ガイドヘルパーの育成」を目指したレベルの高い講義をはじめ、視覚に障碍をお持ちの方のための『東京ヘレン・ケラー協会』の様々な取り組みは、歴史とともに受け継がれ、これからも脈々と続いていくことと思います。

※参考資料:
社会福祉法人『東京ヘレン・ケラー協会』
http://www.thka.jp/

ライター:野間能子 ノーマ・プランニング。医療・スポーツ・美容・飲食など、ライフスタイル全般のプランニング、編集・執筆、商品企画などを行う。

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