もっと知ってほしい!『東京都自閉症協会』

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もっと知ってほしい!『東京都自閉症協会』

 『東京都自閉症協会』は、自閉症児・者の健全な育成と社会参加を保証するために、自閉症児・者、及び、その家族への多角的な支援、自閉症に関する正しい知識について、社会への普及啓発、支援者の養成、医療・教育・福祉体制の増進を図ることを活動の目的として、さまざまな活動を行っています。

 自閉症とは、先天的な原因から、3つの特徴があらわれることから診断される障碍です。

1.対人関係の特異性

2.コミュニケーションの質的障碍

3.こだわり等のイマジネーション

 「自閉」という言葉からイメージされる、「自らこころを閉ざしている病気」では、ありません。

 また、育て方によって、後天的になるものでもありません。

 原因は、まだ不明ですが、さまざまな所見や遺伝的研究から、先天的な脳機能の違いが原因となる障碍だと、考えられています。

Photo by gemmerich

 自閉症は、重度の知的障碍を合併している方から、知的な障碍がほとんどない方、IQ(知能指数)が通常より高い方など、状態は幅広く、その個性も多様です。

 どこからどこまでが「知的障碍」ととらえ、どこからどこまでが「自閉症」と区切れるものではなく、まるで虹の光のように連続していることから、自閉症スペクトラム(Autistic Spectrum Disorder:ASD)といわれています。

 従来から、知的障碍のある(IQ70~75以下)人が7割から8割だといわれてきましたが、ここ数年は、知的障碍をともなわないタイプの自閉症が広く認知されるようになりました。

 早期発見が進んだことから、知的障碍をともなわない、アスペルガー症候群などの高機能ASDの割合が増えていると、医療機関や教育機関では実感されています。

 また、てんかんを発症する自閉症児・者の例は多く(20%以上)、重度知的障碍をお持ちの方の方がその割合が高いというデータがでています。

 そのほか、さまざまな感覚や、運動機能に特異性をもつ方も、たくさんいらっしゃいます。

 このことからも、自閉症が精神に関する障碍ではなく、脳の機能・器質障碍であると想像されています。

 『東京都自閉症協会』では、自閉症に関する、さまざまな対策に取り組むために、下記を目的とした、さまざまな活動に取り組んでいます。

・自閉症に対する社会の正しい理解、ならびに、自閉症児・者の尊厳が守られる共生社会の実現

・自閉症児・者とその家族の生活の質的向上、そのための諸サービスの強化や日中活動の場の確保と拡充

•自立した地域生活のための個々のケースに応じた住まいの確保と拡充

(入所施設、グループホーム、ケアホーム等)

•高齢自閉症者のための安心な住まいの確保と拡充

•高機能当事者の住まいに対する公的助成

・公的相談体制の強化。東京都発達障害支援センターを中心とした関係機関の効果的な支援ネットワークのいっそうの強化と各市区町村の相談体制整備

・自閉症の早期総合療育体制の充実

・適切な医療が受けられる体制整備

・特別支援教育のいっそうの充実。とくに、学校間格差や地域格差の是正

・就労など、自閉症者の社会参画と能力に応じた評価と報酬

・当事者自身による諸活動

・以上のための法などの制度整備

 病名は聞いたことがあっても、その内容までは正確には認識していない方もたくさんいらっしゃいます。

 医学的にも解明されていない部分も多いのを前提としつつも、正しい理解と、相応しい治療法、対話の仕方を、社会の一員として誰もが身に付けるべきでしょう。

 『東京都自閉症協会』が取り組むさまざまな活動や貴重な研究、学界発表を通じて、ひとりでも多くの方が自閉症を深く理解し、ともに生きる社会の一員として手を取り合って豊かな暮らす社会を実現したいですね。

※参考資料:
『東京都自閉症協会』
http://www.autism.jp/

ライター:野間能子 ノーマ・プランニング。医療・スポーツ・美容・飲食など、ライフスタイル全般のプランニング、編集・執筆、商品企画などを行う。

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