視覚障碍老人を援助する人々のためのガイドブック『ふれあう』

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視覚障碍老人を援助する人々のためのガイドブック『ふれあう』

 ホームヘルパーやガイドヘルパーなど、視覚障碍老人を援助している人々が全国にたくさんいます。

 視覚障碍老人を援助するためのガイドブックが今までになかったので、ぜひ作って欲しいという声が聞かれるようになり作られたのが、視覚障碍老人を援助する人々のためのガイドブック『ふれあう』です。

 視覚障碍老人については、「目が見えないのだから、何もできない」と思っている人も多いかもしれませんが、適切な援助があれば自立も可能になります。

 ヘルパーとしては、ただお世話するのではなく、老人にできることは老人自身にしてもらい、できないことができるように援助する、そのことが、援助の基本となります。

 ただし、援助の過程では、いろいろな配慮も必要となり、例えば、物の位置を知らせるときに「そこにあります」と言っても、目の不自由な人にとってはどこにあるのかわかりません。

 お風呂で何も言わずにいきなりお湯をかけると、びっくりしてしまいまうなど、このガイドブック『ふれあう』では、いろいろな場面で、ついうっかりがないように、活用してもらうことを目的に執筆されています。

 実際に視覚障碍老人を援助しているホームヘルパーの方々にとっては、少し物足りない内容かもしれませんが、日々の援助をチェックするために役立る、サポート冊子として役立てて頂けるように作られています。

 また、老人ホームや老人保健施設の職員・病院の看護婦・ボランティアなど、その他の多くの皆様には基本的な援助の手引きとして、ぜひ活用して頂きたいとの思いから、丁寧に心を込めて作られています。

Photo by Laurel Fan

 ガイドブックの表題の「ふれあう」は、全国盲老人福祉施設連絡協議会の本間昭雄会長が、やさしい気持ちで援助し、心と心がふれあうことで、すばらしい信頼関係が生まれる事を願い命名されたものです。

 急速な高齢化により、国の制度政策においても、ゴールドプランが発表されて、早急に見直しをしなければならない状況にあります。

 高齢失明者の福祉においても、糖尿病等による失明者の増加は顕著にみられます。

 こうした方々対する在宅サービスや施設サービスにおいて、どのような接し方やサービスの方法があるのかを知ることからはじめてみることが重要です。

 ごく初歩的な知識をホームヘルパーや、ガイドヘルパー、病院等で働く看護婦、施設における寮母のみなさんが知り理解していただくことによって、よりよい人間関係を築き、視覚障害老人と信頼関係を深め、サービスを提供してゆければこんな幸せなことはありません。

 社会福祉法人丸紅基金の理解を得て、「ふれあう-視覚障害老人を援助する人々のためのガイドブック:ふれあう」を刊行されたことは喜ぶべきことです。

 関係する多くの人々が、いっそうこの手引書によって理解を深められ、視覚障碍老人の幸せのために、より多くの人々が、あたたかい配慮と援助に取り組める契機になることを願って作られました。

 『ふれあう』には、視覚に障碍をお持ちの方への話しかけ方、話す速度、指先の使い方など、対処の仕方が丁寧に書かれています。

 多くの方がこの書籍を読み、視覚障碍をお持ちの方と適切な関係が作れることを願っています。

※参考資料:
『ふれあう』
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/resource/blind/z04001/z04001.html

ライター:野間能子 ノーマ・プランニング。医療・スポーツ・美容・飲食など、ライフスタイル全般のプランニング、編集・執筆、商品企画などを行う。

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