学びの場を積極的にサポート!『東京大学バリアフリー支援室』

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学びの場を積極的にサポート!『東京大学バリアフリー支援室』

 東京大学は、『東京大学憲章』で、本学で学ぶ学生、本学で働く職員、本学で研究と教育にあたる教員からなる全構成員が、障碍等を理由に不当な差別を受けることなく、その個性と能力を十全に発揮しうる公正な教育・研究・労働環境の整備を図ると宣言しています。

 『東京大学バリアフリー支援室』は、その憲章の精神に則った大学キャンパスを実現すべく、本郷キャンパスと駒場Iキャンパスに支所を置いて、障碍をお持ちの学生、教職員のバリアフリー支援のための活動を進めています。

 東京大学では、障碍をお持ちの構成員の所属する研究科や研究所等の部局が主体となり、バリアフリー支援を行なっています。

 さまざまな障碍に適切に対応するためには蓄積された経験とノウハウが必要です。

 そこで、支援の経験を積んだスタッフやさまざまな知見を有する室員の所属する『バリアフリー支援室』が、障碍をお持ちの学生・教職員と部局の間に立って、適切なバリアフリー支援のためのサポートやコーディネート、学生サポートスタッフの養成などの役割を果たしています。

 2004年4月、『バリアフリー支援室』の発足以来、東京大学のバリアフリー支援は、構成員の意識を含め、着実に充実化のプロセスをたどってきました。

 2011年3月11日の東日本大震災を経験し、障碍をお持ちの構成員の緊急災害時の安全確保に対するソフト・ハード両面の備えの課題が明らかになりました。

 『バリアフリー支援室』は、東京大学が障碍をお持ちの、より多くの方々に門戸を開くことができ、東京大学を訪れる国内外の障碍をお持ちの訪問者を、あたたかくおもてなしできる環境を整えるためにいっそうのイニシアチブを発揮していかなければならないと自覚し、全学あげて取り組んでいます。

Photo by Richard, enjoy my life!

 また、サポートスタッフとは、『バリアフリー支援室』に登録し、障碍のある学生のサポートにあたる方々の総称です。

 東京大学の学生を中心に、卒業生等も活動しています。

 その他、手話や指点字、点字翻訳等の専門的技量を駆使して、障碍のある教職員・学生への支援に従事する専門スタッフの登録も進めています。

 『バリアフリー支援室』では、支援室に登録のうえ、サポートにご協力いただける方を随時募集しています。

 障碍のある学生を担当することになったときは、授業や試験について、配慮いただきたい点や、考えうる対応方法など支援にあたっての具体的な役割を『障碍のある学生への支援ガイド』にまとめています。

 また、それぞれの障碍の特性や、接し方については、「障碍について、知っておいていただきたいこと」など、さまざまな資料を準備しています。

 対応方法は一般的に考えられる対応であり、すべてを網羅しているわけではなく、重度の障碍がある学生への対応や、個別のニーズへの対応は、『支援実施担当者』や『バリアフリー支援室』が、随時学生と協議しながら検討しています。

 学ぶ環境は、誰にでも与えられています。

 障碍をお持ちの方が自由に思う存分学ぶことができるように取り組んでいる『バリアフリー支援室』の活動内容が、その他の学校や自治体の活動へもよい波及効果を生み、社会全体がすみやすく快適な環境になっていくことを願っています。

※参考資料:
『東京大学バリアフリー支援室』
http://ds.adm.u-tokyo.ac.jp/

ライター:野間能子 ノーマ・プランニング。医療・スポーツ・美容・飲食など、ライフスタイル全般のプランニング、編集・執筆、商品企画などを行う。

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