スポーツの祭典で競い合おう!『アジアパラ競技大会』

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スポーツの祭典で競い合おう!『アジアパラ競技大会』

 2014年は、第17回アジア競技大会が、韓国の仁川(いんちょん)で開催されました。体操や水泳など、さまざまな競技が行われ、その一部をテレビなどで観戦して熱い声援を送っていた方もいらっしゃるのではないでしょうか。オリンピックとパラリンピックの関係のように、その後行われるのが、『アジアパラ競技大会』です。

 『アジアパラ競技大会』は、1975年より9回にわたり開催してきた『フェスピック競技大会』の実績を引き継ぐとともに、アジア地域におけるパラリンピック・ムーブメントの推進と、競技スポーツのさらなる進展を図るために開催する、『アジア地域の障碍者総合スポーツ大会』の役割を担っています。

 4年に一度、『国際パラリンピック委員会(IPC)』の地域委員会である『APC』が主催していて、正式競技は規定されてはいないのですが、基本的な考え方としては、パラリンピック正式競技のうち、アジア地域で一定の参加数が見込める競技と、フェスピック大会実施競技としての実績のある競技の中から決定されています。2014年には、韓国・仁川で、10月18日~24日に開催されます。

Photo by Hayato.D

Photo by Hayato.D

 『アジアパラ競技大会』のもととなった、『フェスピック競技大会(旧極東・南太平洋身体障害者スポーツ大会:Far East and South Pacific Games Federation for the Disabled)』とは、日本が参加してきたパラリンピック以外の国際的総合大会です。『フェスピック競技大会』は、極東・南太平洋地域の身体障碍者のスポ-ツ大会として、日本の呼び掛けで1975年に第1回大会が大分で開催されました。

 チャンピオンスポ-ツを目指すパラリンピックとは異なり、フェスピック圏の国々に対する障碍者スポ-ツの振興や、スポーツを通じての社会参加を重要な目的のひとつとしていました。しかしながら、1999年のバンコク大会、2002年の釜山大会では、IPCの公認を受けることになり、柔道やシッテイングバレーボールで1位の選手やチームが、『パラリンピック』の出場権を得るなど、『フェスピック大会』が、開発国へのスポ-ツ振興を目指すのか、数々のメダルを取得するエリ-トスポ-ツを目指すのか、今後の大会のあり方を問いながら開催されてきたという経緯もあります。

 2002年の釜山大会時に開催された総会では、本来の対象地域であった極東・南太平洋地域以外からも、加盟を希望する国を全て受け入れることが決定され、名称も『フェスピック連盟(FESPIC Federation)』と改称されました。さらに2006年、マレーシアのクアラ・ルンプールで開催される『第9回フェスピック競技大会』後には、『アジアパラリンピック評議会』と『フェスピック連盟』が合併し、『アジアパラリンピック委員会』となることを、各総会で合意したという経緯もあります。よって、2006年、『第9回フェスピック大会』後の地域大会からは、 『アジアパラ競技大会』として引き継がれ、現代に続いているのです。

 大会運営には、多くの方のサポートが必要です。各国の想いや開催のための準備を踏まえながらも、一番大切な障碍をお持ちの方の未来のために、さまざまに形をかえて、障碍スポーツの未来を創りあげています。みんなで心から応援したいですね!

※参考資料:
『公益財団法人 日本障碍者スポーツ協会』
http://www.jsad.or.jp/

ライター:野間能子 ノーマ・プランニング。医療・スポーツ・美容・飲食など、ライフスタイル全般のプランニング、編集・執筆、商品企画などを行う。

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