ボールを果敢に打ち返す!『車いすテニス』

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ボールを果敢に打ち返す!『車いすテニス』

 世界の晴れ舞台での錦織圭選手の素晴らしい試合には、多くの人が感動しましたね。

 その姿に勇気をもらった日本のテニスプレーヤーは、世界中でさらなる活躍を続け、さまざまなタイトルを獲得するようになってきました。

 テニススクールでも、小さなお子さま方が参加する機会も増えているそうで、世界を目指す子供たちに期待が高まっています。

 障碍をお持ちの方々が取り組んでいるスポーツの中にも、『車いすテニス』があります。

 『車いすテニス』とは、車いすに乗って行なうテニスのことをいい、障碍者スポーツのひとつです。

 2バウンドでの返球が認められている以外、ルールは、一般的なテニスと変わりがありません。

 そのため、障碍をお持ちの方々は、車いすを用いないプレイヤーとともに競技することが可能となります。

 また、テニスの技術ばかりではなく、車いすを素早く正確にコントロールする、チェアワーク(車いすによるフットワーク)が勝敗の鍵になるといわれています。

Photo by Edwin Martinez1

 1988年のソウルパラリンピックにおいて、パラリンピックの公開競技となり、1992年のバルセロナパラリンピックより、正式競技として行なわれています。

 『車いすテニス』には、男子、女子、クァード、ジュニアの4つのコースがあり、クァードは四肢麻痺(quadriplegia)の略で、重度の障碍をもつ選手が、ジュニアは18歳未満の選手が出場するクラスになっています。

 男子、女子、クァード、ジュニアの4つのクラスには、それぞれシングルスとダブルスがあり、また、クァードには性別による区別がないため、ダブルスの試合では男女のペアが出場できます。

 競技に使用する競技用車いすは、素早く向きを変えてボールを打ち返す位置につくことができるよう、軽量で、かつ、2つの左右の車輪の上部が内側にハの字のように傾斜した、競技用車いすが用いられています。

 競技用車いすとなる専用車いすには、小さな補助輪もついています。

 クァードクラスでは、腕の筋力が弱い選手もいらっしゃるため、ラケットと手をテーピングで留めることが認められています。

 競技の際には、障碍のために汗をかくことができず、体温調節が困難な選手に配慮するため、日よけや氷を準備するなど、暑さへの特別な対策も求められています。

 プレーのための、ラケットやテニスボールなどの用具は、一般的なテニスと変わらず、また、コートのサイズも同じです。

 車いすテニスにおける4大大会に相当するのが、グランドスラムに格付けされた4つの大会です。

 『全豪オープン』、『ローラン・ギャロス』、『ウィンブルドン』、『全豪オープン』の4つの大会をめざし、選手は日夜努力を続けています。

 さまざまなテニスコートで開催されている、『車いすテニス』の試合を応援しにいかれ、声援を送ってみてはいかがでしょうか。

※参考資料:
『シーズアスリート:車いすテニス』
http://athlete.ahc-net.co.jp/wheelchair_tennis/index.html

ライター:野間能子 ノーマ・プランニング。医療・スポーツ・美容・飲食など、ライフスタイル全般のプランニング、編集・執筆、商品企画などを行う。

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