工夫次第で食べやすく!『介護食メニューの取り組み』

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工夫次第で食べやすく!『介護食メニューの取り組み』

 

 いつもは平気で食べていた料理も、病気になったり、怪我をしたりすると、食べにくさを感じることがあります。決して、口部分を怪我しているわけではなくても、身体全体が疲れているため、口を開ける幅もいつもよりも少なくなっていたり、噛む力が弱くなっているのも原因のひとつかもしれません。同じように、障碍をお持ちの方や、ご高齢の方も、口のまわりに問題がなくても、なるべく食べやすく、口に運びやすく、噛みやすい料理を選択されることが多いのも理解できるかと思います。しかしながら、料理は、目で食べるものでもありますから、美味しそうな見た目であることも重要ですね。

 

 『愛知県共済 生活協同組合』では、「食育」の一環として、「介護食メニュー 食べやすくおいしい食事にするための工夫」を提案し、多くの方の食を豊かなものに、日本の食文化を守りながら、医療にもしっかりと貢献していく取り組みを積極的に行っています。本格的な高齢化社会が進行している現代の日本では、高齢化にともない介護を必要とする方も年々増加しているのが現状です。日常における介護は様々ですが、特に「食」の介護は、体に障碍をお持ちの高齢者にとって、生命維持とともに、欠かすことのできない楽しみのひとつとなる重要なことです。おいしく楽しく食べられる介護食についてご紹介します。

 

<介護食が必要なとき>

・咀嚼(そしゃく)が困難な方(十分に噛むことができない方、歯の欠損、不完全な義歯装着、口内炎などが原因)

・嚥下(えんげ)が困難な方(飲み込みが困難な方、咀嚼困難、唾液分泌低下、脳卒中の後遺症などが原因)

・食事をしやすい体位がとれない方

・手に障碍をお持ちで食事器具が使えない方

・寝たきり、または麻痺などが原因で自力で食事摂取が困難な方

・意識に障碍をお持ちの方

 

 食事の介護を必要とする高齢者がお持ちの障碍は、人によってさまざまです。体の状況を理解し、障碍の程度に合わせた食事内容にすることが大切です。

 

 また、残存機能を生かした、自力で食事ができるような献立と調理形態の工夫も重要です。食べやすくするための食事器具の工夫や食事環境を整えること、手づくりや市販の介助用食事器具、自助具を利用すると便利です。寝た姿勢での食事は、喉を詰まらせる原因となるため、食事は出来る限り座って食べるようにしますが、その場合も、上体を立てて少し前かがみになり、あごを少し引くと、食べ物がその重みで自然に胃まで運ばれます。食欲を増進させる工夫として、食事をする方が食膳が見える位置に整えることも大切です。食事を目でも楽しみながら食べるといいでしょう。

Photo by Army Medicine

Photo by Army Medicine

 

 同様に、介護される方が、食物を口に運ぶ場合は、食べる方と同じ目線で、食べる方のスピードに合わせることを心がけます。そのため、常日頃から、食べる方の意見や希望、好みに耳を傾け、さまざまな食に関するコミュニケーションをとりながら介助するといいでしょう。

 

 さらに、詳しい内容は、是非、『愛知県共済 生活協同組合』のwebをご覧になって下さい。障碍をお持ちの方やご高齢の方のための食事に関する、さまざまなアドバイスが紹介されています。身体をつくる基本である食事を、毎日、楽しんで過ごしたいですね。

 

※参考資料:

『愛知県共済 生活協同組合』

http://www.aichi-kyosai.or.jp/service/culture/internet/cook/cooking/cooking_9/post_470.html

ライター:野間能子 ノーマ・プランニング。医療・スポーツ・美容・飲食など、ライフスタイル全般のプランニング、編集・執筆、商品企画などを行う。

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